ED周辺が惜しい…
全体のシナリオは良かった。
文章は確かに人を選びそうなもので、「!」の使いすぎやらくどい言い回しやら見た直後なのに長い回想シーンやらetcetc...細かい不満点は多々あったが、まぁ普通に耐えられるレベルだったので個人的には問題なし。
基本的には楽しく、時に燃え、時にハラハラしつつ読み進められた。
よってそれだけを見れば個人的には90点くらいつけても良い作品だった。
問題はED。
素直にハッピーエンドだと言える?EDが未来ED1つだったのはいかがなものか。
柏木さんルートなんてあのあとの結構ひどい展開が想像に難くないし、
涼子さんルートも決してハッピーエンドではないだろう…。
何より、恐らく多くのユーザが望んだであろう凪とのハッピーエンドはなく、一切の救済措置なく短いオマケシナリオがちょこっと入ってるだけ。
と、非常に残念でスッキリしないEDだった。
ついでに、
EDによっては”ずっと主人公を慕っていた幼馴染ヒロインが他の男と結ばれて子沢山になってる”という明らかに反感買うことが分かりきった設定を何故わざわざ入れたのか。
あくまで個人的には、選ばなかったヒロインにも当然幸せになる権利があると思っているので、多少モヤッとはするもののアリっちゃアリ。
しかし間違いなく一部のユーザが黙ってないだろうなぁ…とか不安になった。
これ1つのせいでディスク割る人が現れても違和感ない業界だと思うんだけど…