E-moteは…いいものだ…! あ、シナリオも結構良いですね!
昨今では立ち絵がクルクルと動き回る作品も増えているが、やはりE-moteは別格だった。
単にぬるぬる動く、色々なものが揺れる、すごい! というだけでなく、動作が細かく”見える”為、感情の動きも手に取るように伝わってくる。
どれだけの労力がかかっているのかは分からないが、本作を皮切りに今後このような作品が増えることを願う。
シナリオは、『本作はE-moteお披露目的な意味合いが強くて中身は薄そうだなー』等と勝手な予想をしていたが、良い意味で裏切られた。
少なくともあやりトゥルーに関しては普通に面白く、一気にクリアしてしまった。
あやり以外の個別はシリアスも実にあっさりテイストで正直物足りなかったが、その分重い気持ちになることもなく気持ちよくプレイ出来たとも言える。
不自然な設定や、『えっそれでいいの?』とか『えっそんなあっさり実現出来ることをこれまで他の誰もやらなかったの?』とかつっこみたい点はちらほら見受けられたが、まぁそこはご愛嬌か。
また不快キャラなし、完全空気なキャラもなし(?)で全てのキャラが活き活きとしていたのも評価したい。
個別で他ヒロインが空気じゃない作品っていいと思うんだ、うん。
ところで風城以外は普通の世界ってことは、えくれあとか外出て行って力使ったら色んな意味で大変なことになるんだろうなー