グランドまで薄い共通と個別ルートを含めて引っ張り過ぎ。このゲームに特有の素材(キリスト教)を上手く調理しているのかも謎。カトリックで言うと、sacrament=秘跡というのだが・・・
商業作品で現実に存在する特定の宗教を題材にするのは勇気のいることだっただろうし、それはこれからも変わらないと思う。そこは褒めたい。
だが、クリスチャンじゃないどころか、アンチクライストな私は何度もクリアを挫折しかけた。
宗教的なことはこの作品の本質ではないにかかわらず、だ。
理由はただ単純にグランドまでつまらない。ご都合主義的で疑問に思うようなライトミステリー展開、どうでもいい個別に退屈したからだ。
グランドだって斬新的でない。
設定的には神や奇跡(秘跡ではない)を持ち出されたら終わりなので突っ込まないことにする。
秘跡とは調べた限りでは、プロテスタントでは聖礼典といい、結局、儀式の一部として解釈していいだろう。
その場合、何が儀式だったのかというと・・・
ヒカリの祈りであり、宇宙の創造(繰り返す時間)なのだろうが・・・
勇飛ってあの事故で命を落とした訳ではないってところが、げんなりしてしまった。
引っ張り過ぎて途中でどうでもよくなった。あと、その場合、個別ルートの扱いって・・・
と不満だらけの作品。
グラフィックはこのメーカーは安心できるが、ヒロインの肩ががっちりしすぎで絵で損をしている感もある。
最後に、
結局、学園長って誰???