本当はcv.くすはらゆいの褐色陸上部JKがエロいだけ、みたいなところない? お話だとかヒロインの心理描写だとかに特筆すべきところがあるようにはあんまり思えなかった。 でもゆっきーはとってもエロいのでそれで十分だし、 逆に「少女のリアルな感情の動き!」「これが本物の”女”だ」みたいなの混ぜられてもウザいだけだからこれでよかったですね。
シーン数:14
基本CG:23枚
陸上部を引退してやりたいことや存在意義を失ってしまった心の隙間に「援交」がスッと入ってくる
みたいなプロットにしとるんだけど、そんなに援交に依存しない。
友達のパコちゃんがホストで使い込んで、パコちゃんが援交するだけじゃ返済しきれず、
人助けのために援交を始め、あとは流されるままに繰り返す感じ。
だからなんか「心の葛藤」みたいなのあんまなくない?
援交でトラブルがあって「どうしよう……」みたいなのはちょくちょくあるんだけど、それくらい。
少女の感情の機微をリアルに書いている!とかそういうのはあんまり感じなかった。
というのも、例えばゆっきーの初恋の相手が出てきたりとか、
直球で彼氏がいたりとかしないわけですよ。
だから「私大事なものなくしちゃったかも……」みたいな感傷があんまり重くない。
気持ちよくセックスしてお金貰ってるだけでしょうが。何を気取っとるんじゃ。
いないからこそ、なにもないからこそ空っぽだったわけですからね。
どっちかっていうとゆっきーのエロさがポイントでしょうよ。
流され続けて同級生や陸上部のコーチともヤッちゃうんだけど、
そのことで「いろんな男性にとってのゆっきー」が描かれる。
一夜限りの援交の相手としてのゆっきー、可愛いと思ってた教え子のゆっきー、
ずっと憧れてた同級生のゆっきーなど、たった一人のヒロインがいろんな角度から見られる。
処占派からすると考えられない楽しみ方だと思いますけど、自分はすごく楽しめた。
なんかNTRとは違うんですけど、ヒロインがいろんな人にいろんな理由で愛されるのが面白かったのだ。
一粒で3度4度5度美味しい。ロープラでヒロイン一人にするならこういう作り方はすごく筋が良いですね。
おかげで突飛なプレイをしなくてもエロシーンにバリエーションが出て、実用面でもよかった。
陸ユニを着てエッチするシーンが複数個あるんだけど陸ユニエロいよねぇ。
ユニフォームから精液漏れたりするのすごくよかった。
「今回だけだからね。特別だからね」とか言ってチョロっと中出しを許すのもかわいい。
くすはらゆいの起用も素晴らしい。実はちょっとクールな声質ですよね。
歳の割に落ち着いた生真面目な、でもかわいい声、というオーダーに応えられていると思う。
あんまり褒められてないけどBGMもよかったと思う。
ピアノの淋しげなBGMがよいよね\(null-instrumental-)。印象的に使われてると思った。
ロープラの佳作だと思います。