とんでもなく良い。良すぎるよ、このゲーム
■共通ルート
マラソン大会ではBGMがシリアスになっていて引き込まれた
8km地点での凛奈と静とさえちゃんの会話が好き
はじめて凛奈の気持ちに触れたと思った
静の「お前のせいだ……」は何度見ても泣く
さえちゃんが凛奈を叱咤するシーンがかっこいい。
あと、学園長・教頭が不在な中しきってくれてかっこいい
航のことをすごいと思った
徹夜で追試を受けてもスタート地点にちゃんとたどり着いて
しかもどんな形であれ凛奈に勝利して……。かっこいい
■凛奈ルート
相手のことを好きに思うあまり、合わせ石の相手を航/凛奈と願ってしまうところがにくい演出だった。
ラブコメの王道シナリオといった感じ
■奈緒子ルート
共通ルートで会長のことが一番好きになったから、メインヒロインの凛奈の次に会長のルートをプレイした。
「ところがな……彼の方、そろそろ、折れそうなんだとさ」
「奈緒子ちゃんが、自信ありげに、言ってた。……昨日」
この辺りでかなり苦しい気持ちになったけど、まさか今度は先輩の男の方を当て馬にしているとは思わなかった。
会長は本当に難儀な人だけど、でも優しいところもたくさんあって、自転車の後ろに乗って微笑んでいる時の顔が本当にかわいくて、嫌いになんてなれるはずがなかった。航の気持ちがすごくよくわかった。
シナリオ的にも全ヒロインの中で一番楽しめた。もう一度プレイしたい。
■さえちゃんルート
大人な教師ルート的なものを求めていたけど、いい意味で期待ハズレ。さえちゃんポンコツかわいい。
航がホテルで学生証を落とした後に学園長と教頭に呼び出されるシーンから一気にシリアスになったけど
そんな中でも静が教頭の声マネしてる演出がめちゃめちゃ気合入っていて、シリアスとコメディの絶妙なバランスが良かった。
その後のつぐみ寮の犯人探しのシーンはすごく面白かった。さえちゃん以外の全ヒロインが疑心暗鬼になっているところは笑いが止まらなかった (海己ルートをやった後だとあまり笑えないかもしれないけど)
職員会議でのさえちゃんの熱弁は良かった。航と付き合えたからこそ強くなれたんだと思う。
ちなみに職員会議のシーンに宮登場で宮に興味がわいたので、次は宮ルートへ
■宮ルート
正直、ルートに入るまで宮のことはよくわからなかったけど、宮すごくかわいい
会長みたいに賢いキャラだと思ってたけど、航と付き合ってるのがあっさりバレちゃうし
六条紀一郎の足跡を辿るというテーマが非常に好印象
宮とのエッチシーンは全ヒロインの中で一番エロくて最高だし
相変わらず航がヒロインのために奔走するところ、ただ付き合うだけでは終わらせないところが本当に良かった
ベストバカップル
■静ルート
静のことは正直、ロリコンのための義妹枠だと思って期待してなかったけど、いい意味で裏切られた
航が静の補習のためにつぐみ寮メンバー全員を集めて静を見守ったりお昼ごはんを一緒に食べたり
一緒に帰ったりするシーンは、本当につぐみ寮っていいなと思った
航が静のことを心から考えてあえて突き放すのが本当に優しいなと思った
静が引きこもる中、航の話を真剣に聞こうとする海己の優しさが心にしみた
さえちゃんの「だから言ったでしょ~」はめっちゃウケたw
会長が航に風邪薬口移しのシーンも良かった。会長、航のこと好きすぎでしょ
■海己ルート
終わった後の最高の読後感。気持ちいい。グランドエンディングという感じ。
エロゲをプレイする時、誰をどんな順で攻略するかをみんな考えると思うけど
今作については凛奈がメインヒロインだからまず凛奈ルートをプレイした
凛奈ルートを進めるうちに、航と海己の間には何かシリアスな事情がありそうだと思ったから
海己ルートは最後にすることにしたんだけど、最後にして本当に良かった。
結ばれたいけど結ばれてはいけないというテーマ。他のヒロインとは全然違うね
自分は会長のことが一番好きで、他のルートで会長が出てくると嬉しくなるほどだけど
今作のメインヒロインは会長でも凛奈でもなく海己なんだなと心から感じられるほど
航の一番は海己なんだということが良くわかった。ヒロインが最も魅力的に映るルートだった
みんなの大切な場所であるつぐみ寮が唯一取り壊されずに済んで、
他のヒロイン全員が心から結婚を祝福できるなんて海己ルート以外では無理だもんね
自分の今年の夏休みを、つぐみ寮のみんなと一緒に過ごせて本当に良かったです。
最後に「約束の日」が出てきたからもう少し続けます。長文ごめん
■約束の日
……これはちょっと反則
卒業関連で今まで一度も泣いたことなんてないけど
これには本当にまいった
凛奈がいて、会長がいて、さえちゃんがいて、
宮がいて、静がいて、海己がいて、そして航がいて
どれほど心地良い空間だったか、そんなつぐみ寮を離れるというのはどうしようもなくつらくて。
卒寮してみんなと離れなければいけない、
でもきっとまたみんなと会える、
だから勇気を出して足を踏み出そう―――
そんな気持ちが詰まった歌と伴奏だったと思う
誰一人欠けてもダメで、「みんな」でないとダメってのが
この作品にしかないすごいところだと心から感じた
■茜ルート
約束の日のさよならのかわりにでボロ泣きし、
おまけくらいのシナリオだと思ってた茜ルートでもボロ泣きしてしまった
「なあ、航……お前はいつになったら航に戻るんだよ?」
「本物の航は、もっと格好よくて、頼りがいがあって、呆れるくらいにパワーのある、すげー馬鹿なんだよ」
旧高見塚学園つぐみ寮。
「こんな寂しい場所…海己に、見せられるかよぉ…」
「会長は、きっと怒ってもくれない。宮は、絶対に笑ってなんかくれない。静は…口をきいてくれない」
「この辺りは…この辺りはさ…ちょうど、リビングのあったとこでさぁ」
「窓際で、さえちゃんがビール飲んでて、それを会長が楽しそうに皮肉っててさぁ…」
「台所からは、海己の包丁の音。宮は、意味もなく楽しそうにはしゃいでて、静が、時々俺の膝の上に乗っかってきて…」
「凛奈は…そう、あの辺りにバスケのゴールがあってさ、シュート練習に飽きると、俺を誘いに来るんだ。そしたら二人とも、遊びってこと、忘れてさぁ…」
「雨が降ったら、てるてる坊主だって吊したんだよ。みんなで窓から空を見上げて、つまんなさそうにしてたんだよ」
第15回卒寮生各位。高見塚学園つぐみ寮同窓会のお知らせ。
追伸。7人目の妻ができました。当日、連れていきますので、みんなも、仲良くしてやってください。