どれもいい話だった
それぞれ感想を。
まひるに降る雨
本編のまひる√はあまり感情移入できなかったんだけど、今回はボロボロ泣いてしまった。
理由を考えてみたんだけど、ミキとまひるの2人のお話においては、義之って「まひるの理想の恋人役」でしかないんだよね。本当にたまたま義之だっただけ。まひるの中には曖昧な「優しい先輩」のイメージしかなかったから、適役として舞台に上がったに過ぎない。
何が言いたいかというと、ぶっちゃけ義之って邪魔なんだよね。
ポッと出のお前の視点なんざいらねえってやつ。
積み重ねた時間がないから義之とまひるの別れには全く入っていけない。
反面、ミキとまひるの話は出会いから別れまで喜怒哀楽様々なエピソードを描いていたので、“重さ”を感じることができた。
涙が止まりませんでした。
雪月花
小恋が杏と茜と仲良くなったときのお話。
仲良くなる前から義之との仲に関して小恋を弄っていた杏さんと茜さん。
というのに、本編の自分の√だとあっさりと義之を奪っていく杏さんと茜さん。
なかなかに鬼畜ですなあ。
杏√と茜√を再プレイして、付き合い始めたころの小恋の反応を注意深く観察してやろうと思った僕は性格が悪いかもしれない。
機械の心
終わり方が好き。
仮に感情にリミッターをかけて記憶を失くしても、まだしっかりと義之のことを覚えてたら、ここまで好きになれなかったかもしれない。
どう頑張っても記憶は失われたままだが、義之がプレゼントした服しか着たがらないというところから見出せる小さな奇跡が美しい。
すべてを救う奇跡は萎えてしまうが、救いのない悲劇は辛いしやりきれないし耐えられないと思っている僕にとってはベストな終わり方でした。
紫陽花
意外にもこの話が一番いらなかった。
感動物語というよりも、続編への布石のためにだけ用意された感があって全く入り込めず。
由姫さんと一緒にお風呂に入るシーンで、由姫さんの裸を見ておちんちんが勃っちゃったのはナイショだゾ♪