”思うがままにヤりつくせ!” ”こだわり抜いたハードプレイの数々!”
・・・なかなかに強烈なキャッチコピーですね。
まず、業界への風当たりが増す中で、あえてハード路線で新作を出したILLUSIONに拍手を送りたいと思います。
このブランドの古参のファンの方は懐かしの『INTERACT PLAY VR』を思い出されたのではないでしょうか。
私だけかな・・・
さて本作、ILLUSIONの言葉を借りるならば欲望のまま獲物たちに襲いかかるゲームですので、
純愛を期待してしまうと残念なことになりますが、特筆すべきはそのグラフィック。
発売前から3Dモデルの描画技術向上をやたらとあおっていましたが、これは納得のクオリティです。
大げさなようですが、JKの肌の瑞々しさから人妻の肉感までかつてなく表現できており、
その表現の差は『プレミアムプレイ』や『インモラル病棟』とは歴然。
十分に“鑑賞して楽しめる”作品に仕上がっています。
基本的に用意された選択肢を選ぶ形式で進行しますので自由度こそ低いですが、
衣装の状態を上着から下着までこと細かく設定できる点が光ります。
見て楽しめる点を強調し、選択肢の幅の狭さをよく補完しています。
それと、かつての作品と比べてシナリオ/テキスト描写が短くなりました。
これは一見すると味気なくも感じますが、
「シナリオを長くすることに意味はない」
「ユーザーの期待は別のところにある」
といい加減悟ったのでしょう。
プレイを阻害しない、ほどよい長さでまとまっている点はよい改善点です。
でも、残念なことにフリーモードが搭載されていないんですよね。
「続きから」でシーン指定はできるようになっていますが、
これはあくまでもジャンプ機能であってフリーモードとは違う。
『プレミアムプレイ』のように好きにシチュエーションを選択して、
ヒロインをカスタムして遊べればなおよかったな、と。
あと、泉崎香奈チャンに釣られて購入した人間としては、
その他ヒロインの外見的な平均年齢の高さが気になりましたが、
ここは察してあげるしかないのでしょうね。
総じて個人的には満足、3D作品好きの方には是非オススメしたい作品といえると思います。
追加ディスクを出してほしい――久々にそう思える、今後が楽しみな作品でした。