私はループ物ばかりをやっていますが、その中でもこれが一番だと思います。もちろん人それぞれだとは思いますが。
ループ物として、このゲームが決定的に魅力的な点は意味のあるエンディングの多さです。
Remember11等もエンディングの数は多いですが、選択肢の間違いによるバッドエンドだらけです。しかも、大抵は中身がありません。
このゲームの場合はそんなことはなく、エンディングの一つ一つに意味が感じられます。
ただし、ボリュームの薄いエンディングがほとんどですが。
YU-NOとの決定的な違いはyu_iさんも指摘している通り、
異世界編にゲーム性があり、さらに現実世界と関連している点です。
これは素晴らしいです。
現代ではYU-NOのようなコマンド選択は人気がなく、そこに労力を費やすことは得策ではありません。
そこで、その分を異世界編にもゲーム性を入れる方向にも回したのでしょう。
最後の方で本当の歴史とヒロインが入れ替わっているという設定はAlive renewalを髣髴させます。
Alive renewalに比べて唐突だったために、このシーンだけを見ればクオリティーは低いと思います。
しかし、それくらいでは私にとっては致命的ではありません。
ゲーム性でループ空間を堪能できる作りが何よりも大事なことです。