全てが中途半端
タイトルにも書いたが、全てが中途半端。始めはミステリーのような構成であり、これに関しては文句もなく曰くのある孤島に調査に向かうといった展開はありがちではあるが、先の展開に期待することができた。しかし犯人が判明してからは、ジャンプスケア等の演出によるホラーに発展し、またそこからゾンビによるパニック映画さながらの逃走劇。かとおもえば、仮想現実を扱ったSFものに、仕舞にはバ〇オハザード丸パクリのバトルものに。全体的にジャンルが混在しておりまとまりがなく、特にSF展開についてはあまりにも唐突であり、流行りものを取り入れてみました感が強い。ただ前半のミステリー要素や推理パートは良くできており、地の文も雰囲気を損なわないものでありながら、読みやすいものであると感じた。またおまけシナリオはぶっとんでおり、痕のおまけシナリオを彷彿とさせるような展開で面白かった。アキラが好き。