共通ルートで力尽きた感が凄いが、良ゲー評価は間違いない。
マイナス面から言うと、まずライターの手癖が出過ぎ。誤字脱字はともかく、「~ことから、~」という言い回しがかなり多用される。姫子の口癖という設定なのかと思ったけどほぼ全キャラこれ使うから本当に耳につく。
次に、どうせ死別エンドにするなら、最後のTrueに手術すれば生き残れる可能性があるって要素入れる必要あったかな?普通に病気で死にますってだけでも同じ展開は作れたのは?
最後の主人公がペンになって書くシーン(声優さんの名演もあって、シーンとしてはとても感動しました)で力尽きたという意見も見るけど、その直前のシーンで、「『命に別条はないけど』手が動かなくなってしまった」と父親に言わせてしまっている以上、そうは感じられなかった。手術要素があるせいで、普通に手術失敗エンドにしか見えない。
もしアペンド(もう出るかわからないけど)で手術成功ルートなんてものを作るとして、そんなの作ったらこの本編が名実ともにBAD ENDになってしまうし……。
とはいえ、全体として非常に良い作品だったのは間違いない。
普段死別エンドゲーはやらないのだが、体験版があまりに刺さったのでプレイしてしまった。少し粗はあれど悔いはない作品でした。アペンドはもう出ないのかなと思うと寂しい。