ぼくのなつやすみな雰囲気が好き。個別でも島のアホたちともっと関わってほしかった。
Keyの過去作はほぼ未プレイ(なぜか智代アフターだけやってる)
共通でサブキャラと戯れてるほうが好きだったので
個別の、特に蒼・鴎のルートだと、ルートの大部分でほぼヒロインと2人だけの話になるのがいささか寂しかった。
鴎、紬は実質島民じゃないし、
せっかくサブキャラが魅力的なのに
攻略ヒロインのうち半分があまり島民と関わりないというのはもったいなかった気がする。
島民ヒロインがもう1人ぐらいいてもよかったんでは。つまり、のみき。
島の連中と関りが深く、主人公の「夏休みの過ごし方」とも関連する
しろはルートが一番面白かった。
以下、各ルートについて雑感。
プレイ順はしろは→蒼→鴎→紬→ALKA以降なので、その順番で。
〇しろは
一番好きなルートだし、テキストもこのルートが一番上手かったと思う。
ツッコミ待ちのセリフを3、4回に分けてたたみかけてくるのとか
共通での最初の出会いをエピローグ直前まで引っ張るとか小ネタがいろいろ面白かった。
最後に脱力感あふれる告白シーンで締めるというのも良かった。
ギャルゲーなら告白して両想いになってからが本番だけど、
別に告白で終わりでもいいんではないか。大抵のラブコメはそこで終わるわけだし。
〇蒼
非18禁のくせに行間で普通にアオカンしてるルート。
話は面白かったものの、なんか物足りなかったとこが2点。
・ぶっちゃけ蒼より藍のほうが好き
・お役目が蒼のキャライメージには似合わない気がする
後者については、蒼の素朴過ぎるキャラが七影蝶の巫女という立ち位置とどうにも結びつかなかった。
どこかで「しろはは特別だから」みたいな言及あったけど
蒼ルート終わると蒼のほうが遥かに特別に見える。なんでこの子駄菓子屋なんかでバイトしてるの。
〇鴎
夏休みの冒険の話。ミスリードが上手かった。
道中は、鴎さんもよおしたらどうしてるの、とちょっと思ってたが、そういう話ではなかった。
〇紬
途中まではホラーじみてて面白かったけど、クライマックスでの「むぎゅぎゅぎゅぎゅ~」がイマイチだった。
好きなものを詰め込んだはずの歌詞がなぜああなったのか。
こういうのは途中で醒めちゃうと辛い。
それはそれとして
紬の表情がエロいのは良いと思いました。この子、恋人になると常に発情してるみたいな表情になるよね。
先輩のおっぱい分もあるし、エロルートなら蒼を差し置いて紬が一番だと思う。
Keyに求めてるのがそれかというとわからないが。
〇ALKA~Pockets
またしろはかというルートだけど
うみちゃんをからめた疑似親子ルートという別アプローチになってて面白かった。
メタ視点だとうみちゃんの異変が七影蝶絡みだというのはわかるんだけど
羽依里たちにその情報を得る手段が全くないため、もどかしいまま話が進み、
最後にはどうしようもない状況に陥ってしまうという話の進め方がなんともいやらしい。
その他。
水月陵さんの曲好きだから音楽鑑賞で名前見れて嬉しい。Keyの曲作ってたんだ。
他社だけど水月さんが作曲してる「ななついろドロップス」「Flyable Heart」のBGMが好きだった。
「Flyable Heart」のEDの「もう始まっている、未来。」は、
うみちゃんと似たような立ち位置のヒロインのキャラソングであるためか
サマポケのEDのその後感あふれる歌になってるので、機会があったら聞いてほしい。