タイトルどおり話はあっさりめ。菜々華先輩の挙動が面白かった
神の末裔の主人公が嫁取りのため町に行く、という筋書きだけど
話が進むにつれて嫁候補が最初からある程度決まってたことがわかっちゃうので
タイトルで感じる以上に予定調和。
イレギュラーな立場からちょっかいかけてくる菜々華先輩の立ち位置がかなり美味しい。
菜々華先輩がいるかいないかで面白さはだいぶ違ったと思う。
各ルートとヒロインの印象について
・甘夏
メインの中では一番印象薄かった。
なぜか最初は甘夏ルートで固定だけど、別に固定にする必要もなかったと感じる。
・瀬里香
話としては一番良かった。
もっとシビアにきっちり姉妹と縁切りしたほうがいいとは思うけど
たぶんそんな展開このゲームをやる人は誰も望んでないので
これぐらいの塩梅がちょうどいい。
・美穂乃
この辺まで来ると、主人公が八神家から嫁選びした際に当然起きると予想される問題に何の対策もしてないので
主人公の実家の段取りの悪さがヤバいのではないかという気がしてくる。
美穂乃は可愛いです。
・菜々華
作品通してルートもキャラも一番良い。
ルート開始時から何やらかすかわからなくて面白かった。
菜々華先輩の存在だけで総合点が3割ぐらい跳ね上がってる。
ただ、このルートの婆さんのやり様はいくらなんでもひどい。
何の調査もせず記憶も能力も封印しろと命令して、希里乃が真に受けてたらどうなってたか。
婆さんの断罪タイムがほしかった。
・希里乃
個別の締めルート。
話についてはあまり深く考えないほうがいい。
深く考えなければ神様も結ばれたし希里乃も救われたし大団円で良かったね、で終われる。
深く考えると、希里乃が消えそうなときに温泉に寄り道して「縁を深めるためにセックスだ!」という謎判断がよくわからない。
そもそも兄妹でセックスした結果希里乃が消えそうになってるのに、なんでさらにセックスしようという判断になるのか。
たまたま葦原大神が顕現したから丸く収まったけど、
下手したら浅はかな行動でトドメを刺しただけになったのでは。
というふうにモヤることになるので、あまり考えてはいけない。
・タマ
希里乃ルートの最後にハーレムルートの解放を示唆してからの寄り道なので非常にタイミングが悪い。
正直スキップした。
・先生
サブ2人目。スキップした。
先生については共通でも存在感ないので別に攻略ヒロインじゃなくても良かったような…というぐらい印象薄い。
・ハーレム
ここにきて抜きゲーみたいな設定が説明される。
設定が明らかになると「嫁づくりが捗りすぎてヤバい」じゃなくて
「ハーレムづくりが捗りすぎてヤバい」じゃないかという気がしてきたので、
このルートはもっと尺がほしかった。