なんか評価が難しい。絵やBGMや演出など個々の要素は良い。サンタの設定は受け入れるのに時間がかかった。
PULL TOPのゲームだからとあまり検討せず買ったのは失敗だったかなというのが第一印象。
サンタの設定がなんか受け入れづらいものだった。
個人的な印象で、ワールドワイドなサンタさんとローカル色の強い地方都市という舞台が
そもそもかみ合ってなかったのではないかと思う。
また、幼い感じのキャラばっかなので、サンタ設定のしっくりこない序盤はどうにも
子供たちがごっこ遊びしてるだけにしか見えなかった。
最初は外れ引いたかなと判断してさっさと投げようかと思ってたけど
りりか様の正面向いてる立ち絵がかわいいのでそれだけを目当てにスキップしつつ続けてたら
なんか次第に慣れてきてしまいました。
結局は慣れですね。
設定さえ受け入れてしまえば絵とか演出とかBGMとか個々の要素は良いので
普通に楽しめます。
ただゲームを一巡したあとでも
サンタの担当区域がこんな狭くていいのかって疑問は解決しなかったので
どこかでその辺も説明してほしかった(読み飛ばしただけかもしれませんが)
●BGM
「日々是楽し」や「ルミナスレールウェイ」辺りが良いですね。聞いてるだけで楽しくなる。
●絵
CG鑑賞モードで全ての絵を鑑賞できないのは中途半端なんじゃないかと。
サンタ硯がルミナを撃った後の絵とかがないし。
●ルート
硯→りりか→ななみ→きらら→硯 の順でクリア。硯は所見でほぼスキップで飛ばしちゃったので再プレイ。
・硯
大筋は良いけど、最後のユール・ログの変化はちょっと唐突。
演出としてはああいう派手なのが最後に必要だったのかもしれないけど、かなり唐突なので
もう少し描きようがなかったのかなと。
・りりか様
りりか様がひたすらかわいい。
りりか様の一日店長から端を発して趣味全開になってる日常サイドの話も
主人公の成長、エリートの挫折、そして「テンペスト」という難敵の発生したサンタサイドの話も、どっちも面白いです。
・ななみ
ななみさんはあんまりヒロインという感じがしなかったので、話を把握する程度で終了。
・きらら
日常サイドをほぼ一手に引き受けるルートで、「しろくま町」を舞台にした意味があるのは実質このルートのみ。
主人公とヒロインの夢が互いに相容れないものだというテーマは面白かったけど、不満点は2つ。
1つは、きららが試験勉強から逃げて姉ちゃんに捕まるのを天丼にしてしまったこと。
キャラ立てだけなら別にいいけど、公務員を主人公の夢と対立するものにしてしまったので、行動が言葉から説得力を奪ってしまっている。
もう1つはテーマに対する主人公の回答が結局何の解決にもなってないという点だけど、これは仕方ないのかな。
途中までは面白いので話の締め方が物足りないのは残念。