ダメ主人公のレッテルを貼られてますが、私はダメだとは思いません。
主人公同様、私自身が水月と遙の間で揺れ動いた。
1章の遥は、おどおどしてあまり好きじゃなかったので水月狙いだった。
2章の病院のベッドでキスやおまじないを「する」か「しない」かの選択肢を迫られた時、水月の方が好きだったが、医者の方針通り昔のように接しなければならないと思う使命感や、ここで突き放したら可哀想と思う同情心が入り混じった感情で「する」を選択した。
そうしたら、いつの間にか遙ルートになっていて、遙の方が可愛らしく思えてきた。
この作品ほど選択肢で葛藤し、主人公へ感情移入したゲームは他に無い。
遙ルートのラスト、水月ルートの遙との別れのシーンは神すぐる。