D.O.のデビュー作。RPGだが、戦うのはモンスターでは無く女の子。昔のRPGらしく制約がきつい。特に序盤はそれが死活問題で、金稼ぎと回復薬収集はギリギリのリソースで成り立っている。苦労してクリアしても肩透かしを食らうオチなのも昔の作品らしい。そこそこ楽しめたかな。
かなり昔のRPGなのでとにかく制約が多い。
・ワープ機能は無し
・セーブは自分の家のみ。
・アイテムを一括購入できない
・アイテムを買う店は沢山有るが、売る店は1つのみ
・アイテムを買うときに説明文すら無いから効果が不明
上記だけでもしんどいが、これらは昔のRPGだから仕方ないところはある。
この作品はそれに加えて
・ヤクルト以外の回復アイテム(ケーキなど)を食べると腹を壊すときがあり、その状態だと歩く度に体力が減り、歩く速度も遅くなる。それを治すには薬屋で専用の薬を買わなければならない、という無駄なリアリティを発揮してくる。ならヤクルト以外使用しなきゃ良いだろと思うかもしれないが、ヤクルトの回復量は戦闘中に使うには心許ない。
ある程度レベリングすれば、序盤の女の子達はワンパンできるが、四天王を倒すことで解放されるアーチェリー部やフェンシング部などはレベルが20を超えても連戦はきついほどに強いので、ラストステージの女子校ではまともに戦うよりもカエルを投げつけて逃げる方が効率が良い始末。
クリア時間自体はそこまでかからないものの、ボリュームの割に手間がかかるゲーム。
そして苦労してクリアしてもオチが酷い。
それでも、昔の作品が好きな自分にとっては割と楽しめたかなと思う。
一目惚れした女の子に会いに行くために女子校に乗り込もうとするも、女の子の父親を通した妨害に合う、というハチャメチャな展開は昭和~平成初期らしい展開で面白いしね。
※オチのネタバレを下に書いておく。
自己責任でどうぞ。
まさかの夢落ち。女の子に一目惚れした主人公は日射病で倒れ、女の子の呼び声で目を覚まして介抱されました、っていう結末。今までの冒険は何だったんだ・・・。
星のカービィデラックスを思い出したよ。あれよりも発売日が前のゲームだからこういうオチもあって然りかな。