前作「空の少女 -美娼女学園1-」のプレイから間があいてしまったが、ようやくプレイ。 前作に引き続き、土曜日の夜10時から始まった昔のドラマのような懐かしい怖さがあった。 前作で張りめぐらされた伏線のうち、回収されていないものがいくつか。どうやって物語を終わらせるのだろうという、シナリオへの期待が盛り上がったところで終盤。次の三作目の完結編が実に楽しみ。 Hシーンのいやらしさはなかなかのものであり、やまかぜ嵐の絵柄はこよなく美しかった。
※この感想にはネタバレ記載が多数です。
閲覧時はその点をご承知の上で、お願いします。
ストーリーは、第1作目に戻ってしまったような地点から再スタート。
新しい女の子が登場して、調教をやり直し。
前作のヒロインと違うのは、今回の子はそれなりにコミュ力のある芸能人で、しかも学校側となんらかのコネのある人物ということ。
主人公の立ち位置は変わらず、新しいヒロインの子に「男を教える」という仕事をさせられる。
Hシーンのいやらしさは前作と同等かそれ以上であり、抜きゲーとしては申し分ない出来に思えた。
一方、ホラーや伝奇の領域に広がってしまったシナリオは、土曜日の夜10時から始まった昔のドラマのような懐かしい怖さがあった。
ストーリーの結末は次の第3作目へ持ち越されており、実に楽しみである。
それにしてもやまかぜ嵐の絵柄は本当に綺麗で、素晴らしかった。
以下は、前作「空の少女 -美娼女学園1-」のレビューに書いた伏線です。
どこまで明かされていたのかを確認しました。
【第1作目「空の少女」で張られていた(回収されていなかった)伏線】
1 智哉の1年以上昔の記憶が無いのはなぜか?
→ 明確には明かされていない。
2 智哉がなぜこの学園に軟禁されていて「シスター依子」として女装し、売られていく女の子の調教係をしているのか?
→ 唯一の生き残り、らしいが、こちらも明確に説明はされていない。
3 智哉が2週間も昏睡状態におちいってしまう理由は?
→ これも、明確には明かされていない。
4 愛美璃が智哉と同居している理由は?
→ これも、明確には明かされていないが、次回の第3作目のメインが愛美璃であり、明かされると予想。
5 愛美璃は本当に在学生なのか、智哉側の仲間なのか?
→ 上記の4同様。
6 シスター久津見が智哉を奴隷のように扱うのはなぜか?
→ これは明かされていました。
7 シスター久津見、愛美璃、智哉ともに、人間なのか?
→ 愛美璃のみ、明かされていません。
8 終盤に登場するゾンビたちは何が目的なのか? 突然火に包まれて灰になってしまうのはなぜか?
→ これも、明確には明かされていないが、次回明かされると予想。
9 学園が裏売春組織だとして、そのボスは誰なのか?
→ 一応、明かされています。
10 調教部屋になぜかやってくる黒猫は単なる猫なのか? それとも何らかの監視役なのか?
→ これは明かされていました。
11 智哉の精液を定期的に採取している理由は?
→ 本作・2作目では採取シーン自体が登場しません。置き去りにされている伏線の予感。
こんな感じであり、完結編である第3作目に期待します。