初めてMOONSTONE Cherry作品をプレイ。多人数妹ゲーは脳内彼女作品になじみがあったため、ざくろルートは異議なし。対して、桜ルートの甘々っぷり、陽春の能天気なまでの明るい展開、理香のテンプレのようなツンデレ、とそれぞれの妹の性格が良く出ていた。そして、ひなルートのロリゲー化にはしてやられた。実にメリハリある展開であり、珍しく眠くならなかった作品である。ただ、後半のHシーンの作業プレイ化、ストーリーの終わらせ方はあと一歩だった。
初めてMOONSTONE Cherry作品をプレイ。
「妹ぱらだいす!」シリーズも初めてであり、過去作品との比較は出来ないが、本作がそれなりに面白い上にHシーンも楽しめたので、いつか前作・前々作もプレイしてみたいものである。
本作で気になったのは、Hシーンのほとんどが『抜かずの2発(3発)』なところである。
最初は「主人公すげえ!絶倫!」のように思っていたが、ほとんどのHシーンの進行が同様であり、これはCGの節約と尺の短さを誤魔化すための作戦ではないかと思えた。
あるいは、過去作品でも同様だったりするのだろうか。
初体験シーンで血が出ているのに2連続に行ってしまうとか、ひでえ、と思えてしまった。
とは言え、足コキ・フェラ・オナホコキ・髪コキでの連続シーンは貴重であり、実に良かった。
Hアニメとしては全体的に良くできており、特に陽春のバックのシーンが一番良かった。
CV花澤さくらは平常運転。
末妹のひな役の赤井リアは「このは」を思い出させるロリボイスで、この方がロリキャラで出演する他の作品をチェックしてみたくなった。
ざくろ役のみたかりんの黒いS妹役にはクるものがあった。この子だけ切り取ると脳内彼女作品のようで、自分としては一番最初に攻略して良かったと思えた。
対して、陽春役の水瀬ゆきは、キャラとしては良かったもののCVとしてはあまり印象に残らなかった。
理香役の結城ほのかも同様であり、この方が出演の作品は数本プレイしているはずなのに思い出せない、そんな印象だった。
前作までの伊東ライフは裏方に回ってしまい、本作は日向奈尾という方が絵師であり、立ち絵は実に素晴らしかった。
しかし、HなCGに関しては当たりはずれがあり、妹たちが爬虫類系のカオになるところが怖かった。
ストーリーとしては、変にシリアスになることもなく無難にまとめていたが、うまい具合にオチが付いているのにそこで終わらせずに、もう1エピソードはさむところは何なのだろうと思えた。
ストーリー構成には一考の余地があると思えた。
他の多人数妹ゲーにあるような妊娠展開や、形式的だが結婚展開があるわけではなく、長い夏休みを単純に描いている作風には未来を感じさせる部分が無かった。
これがMOONSTONE Cherry風なのかどうかは、いずれ過去作品をプレイした時に改めて考えてみることにする。
BGMや使用楽曲群は意外にも良い出来だった。
特に、ざくろルートは夜にプレイすると雰囲気がぴったりのムードある落ち着いたBGMばかりであり、ED曲までその方向性を貫いていたところには感銘を受けてしまった。
音楽面に力を入れている作品は支持したい。
・立ち絵+CG 15点/20点
・設定(作品世界観) 15点/20点
・シナリオ 14点/20点
・音楽 18点/20点
・声優 14点/20点
●合計76点