絵柄が好みかどうかが全て。内容そのものに価値を見出すのは難しい。
この内容に55点を付けるのは自分でもどうかと思う。
絵柄が好みなので+10～15点ほど加算されていると考えていただきたい。
一にも二にも原画（と塗り）。この価格帯で使い回しが殆ど無いのも評価したい。
設定やストーリーは典型的な女教師凌辱モノのコンテクストそのもの。
学校や地域へ影響力を持つ両親、その威光をカサに着て身勝手・我が侭に振る舞うドラ息子、そんな人間の屑に目を付けられる気の毒な女教師――というアレ。
荒唐無稽ではあるけれど、使い古された設定だけに大きな破綻などは無い。
主人公はとにかく獣（ケダモノ）以下なので、端っから空気くらいに思ってないと不愉快でやってられないのが辛いところ。
テキスト自体はそれほど悪くないが、奇妙な形で尻切れになっていたり、ボイスの付いた台詞が一度で画面に表示しきれなかったり、誤字脱字が散見されたりと粗が目立った。
ほぼ全編がエロシーンということもあって実用性はそこそこ。
低価格ゲームゆえ全体のボリュームこそ薄いが、攻略対象が一人なのでシチュエーションは思いの外バリエーションがある。
起用されている声優さんはイメージこそ外していないものの、演技の抑揚が足らないような印象を受けた。フェラの演技などは悪くないのだが…。
システム周りは最低限の機能が揃っているものの、見栄えや使い勝手を含めたデザインがなされておらず、印象ははっきり言って悪い。
今後も使い回すのであれば改善が必要。