なんか違う
ゲーム自体は面白いし、エロシーンもキャラとは思えないくらい濃い。
でもシナリオがなんか違う。ライターさんが違うんだから当然と言えば当然なんだけどキャラっぽくない。
今作はキャラクター同士の掛け合いが少なくて良くも悪くもキャラっぽくなかった。いつものキャラだったらターンごとに兵士同士の掛け合いとかがたくさんあったはず。
似たような作品の巣作りドラゴンと比較すると世界観は甘いと思う。
巣作りドラゴンはブラッドの危険度に応じて迷宮に侵攻してくる討伐隊の錬度が変わるというもので、危険でないのならば触らぬドラゴンに祟りなしとでもいった世界観で錬度の変化には説得力があった。
今作は勇者砲という要塞砲の威力に応じて攻め込んでくる魔王軍の錬度が変わるのだが、勇者という存在は魔王側にとっては倒すべき敵であるのだからわざわざ手加減などする必要がない。にもかかわらず侵攻してくる敵の錬度が違うのはゲームの性質上仕方がないというだけで、世界観からの説得力は皆無だと思った。
とはいえ違和感に目をつぶれば冒頭で述べたようにゲーム自体は面白いと思う。