ネットで攻略が見つからないような作品を遊んだのは初めて
ノスタルジックな雰囲気が心地よい青春アドベンチャーゲーム
4つの章からなるオムニバス形式。各章ごとにメインヒロイン・サブヒロインがそれぞれ一人ずつ存在し、グランドフィナーレ(真エンディング)を見るには全章メインヒロインの攻略が必須とのこと
感想初提出(2024/12/24)時点ではメインヒロイン4人のみを攻略
以下箇条書き的な感想
ゲームシステム
目当てのヒロインを追いかけて毎日同じ場所を訪れていれば基本攻略に失敗しない親切設計、ゆえに行き先をちまちま選ばなければならない探索パートは作業気味。メッセージスキップやオートモードが存在しないこともあり、全体的にすさまじくクリックを要求される…
授業パートはヒロインの攻略だけを目指すならおそらく全て飛ばしてしまっても問題ない、正直存在意義がわからない
ストーリー
意外性・目新しさこそないものの、恋愛物語としてちゃんと形になってはいる
あまりの王道ぶりに心が温まる
テキスト
誤字・脱字が多く若干読みにくい
音声と食い違う箇所もいくつか
キャラクター
4人の主人公はみな個性が強く、好みが分かれるかもしれない
原画
もう少しなんとかならなかったのだろうか…線画は悪くないのに、単調な色遣いが残念
各章の冒頭で表示される一枚絵のタッチはかなり好みなので、個人的には本編もこれに近い仕上がりを目指してほしかったところ
音声
イベントシーンのみフルボイス
この時代には珍しい?男女ボイスあり、「ん?」となるような演技力のキャストもおらず安心して聴けるクオリティ
音楽
メインテーマ「きまぐれな風」が妙に耳に残る
全体的に音量設定が大きく、ボイスをかき消してしまうのが困り者
Hシーン
純愛モノなので人を選ぶようなシチュエーションはなし
一部アニメーションつき
一枚絵をクリックして進めるポイント・アンド・クリックアドベンチャーの要素も少々
総評
間違いなく2024年に数千円出して買うゲームではなかったが、純愛モノらしい暖かみが刺さってしまった
クソゲーと斬り捨てるのは惜しい作品