微妙だった1作目に比べるとずいぶん良くなってます。
その花シリーズ第6作目。
1作目のメインカップル、七海と優菜のその後を描いた作品。
今作から七海の声優が十色冬香さんから春奈有美さんに変更になってます。
(未確認ですが、1作目の新装版では声優さん変更済み?)
今作はギャグ要素が強め。
普段は優等生なのに、七海のこととなるとエロ乙女になってしまう優菜と
そんなお姉様にツッコミを入れる七海との漫才会話や、
なんだかんだいって似たもの姉妹な二人のエロ妄想ネタなどは読んでて笑えました。
絵も1作目に比べると進化していて、二人ともかなり可愛くなってますね。
シナリオは、立派なお姉様にふさわしい女の子に頑張ろうと頑張る七海のお話
……かと思いきや、実際はほとんどお姉さまとイチャイチャしてるだけです。
後半は優菜が交換留学生としてミカ女からいなくなるという話と七海の浮気疑惑で、
ちょっとだけお話が盛り上がりますが、いつものふぐり屋クオリティなので過度な期待は禁物。
シーン回想は7つとちょっと少なめ。
主題歌は4作目『甘い花園』と5作目『誘惑のEtude』の歌詞違いバージョンである『潤う夕空』。
4、5、6作目は主題歌が歌詞違いで統一されてます。
麻衣と楓ちゃんの出番有り。(麻衣の方は出番がやや多め)
初期3作のカップルの続きを描いたセカンドシリーズは、前作に比べるとイマイチな出来が続いていたのですが、
この七海と優菜だけは、唯一、前作より出来が良くなってると感じました。
(1作目が微妙だった分、相対的によく見えるだけとも言えますが……)