幻想のイデアと比較し甲乙の付けがたい良作
陽斗君が好き。
あの真っすぐで、意味の解らないフェアじゃないを発言しながらも自分の信じる正義を正しく行う陽斗君が。
その陽斗君が今は夢も希望もない憎悪に堕ちていく様は正しく情緒。日本の心だ。
添う凛久ちゃんの憂えた心情も合わさって実に素晴らしいですね。
フェアじゃないの意味が変わってくるのもいいところですね。
ソリのシーンで主人公にかわいいよって言われて無言になる凛久ちゃんが可愛すぎる。
普通に真っすぐ生きるならあさひだし、一緒に堕ちていくなら凛久ちゃんだし陽斗君は完璧すぎる
フィオナ
狂ってる。なんなんだこいつ…なんなんだこいつとしか言いようのないフィオナ。
体だけは本当に好きなのに。他の部分が好きにはなれない。
エロシーンで普通なんてどうでもいいと普通であることに拘ったフィオナが言うといいな。
戍亥
戍亥のねっとりした演技が気持ち悪かった。
センリ
ようになったけど、まあ
かっこいい。
ノア
あなかしこ。好き。
悪いところ
話を進めていくと大体のキャラクターが裏切ったり敵に回るせいで精神がゴリゴリ削られる。
もうちょっと優しい世界にはできんのか。
一方で、敵さんの戍亥の最期に見せた子を護る親の精神も、フィオナの不殺も。不快。
覚めない夢の続きで逢うって約束だっただろ。おかげさまで、退屈しなかったぜ等
どこかで聞いたことのあるような(でもかっこいいセリフを吐く)ところがちょっと残念だった。
エピローグも、初夜が各員なかったり、キャラクターが変わるのが残念。
なぜこの終わり方でハーレムがないのか理解に苦しむ。
全体的に話は面白かったし、幻想のイデアを再プして評価を考え直した方がいいのでは?
と思えるくらいだった。それだけに少しずつの不満点は残念だった。
味付けはめちゃくちゃこってりしていて、量も多かったので次はあっさりしたものが食べたい。