シリアスもエロもどうも斜め上の展開で、ベタなイチャラブを期待していた自分としては残念な出来。いいところが全くないわけではないので、ハードルを低くして楽しめるなら、ナシでもないか。
中途半端にシリアスを入れてしまったせいで……というゲームは稀によく聞くが、このゲームはシリアスもエロも斜め上の展開を見せるので、如何とも擁護できない後味の悪さが残る。
突然会長の演説に水着姿で割り込んでくる電波役員だとか、
レイプしておいて茶番だったと言い出すキチガイ役員だとか、
かと思えばそんな気を見せなかった主人公が突然兄を役員達に抱かせるプレイに目覚めたり、
主人公がおもむろに体育の時間にオナニーを始めて輪姦まがいの事態になったり、
とにかく誰が得をするのかよく分からない斜め上の展開が多い。
一方、芽衣ルートのイチャラブっぷりだとか、主人公女装ルートの主人公の可愛さだとかは、最低限このゲームの価値を保ってくれたか。
とはいえ、「まにょっこ」シリーズほどとは言わないまでも、ベタなりに面白いイチャラブものを期待して買っただけに、個人的には残念な出来であった。
低価格なのでハードルも低くできるのであれば、購入を一考する価値もあるかも知れない。
キャラごとのボイス音量がやや不安定。
キャラごとに ONOFF することはできるが、音量調節はできないため、気になる人は回避推奨。
BGM は少ないながら良曲率高しか。
ここの人は、ゲーム音楽家というわけではないようだが、いい仕事をしていると思う。