戦国物の百合ゲー第二幕。ちん○なめたい! ふしぎ!!
兄の信長との確執、武家の常識、社会の常識、男嫌いの自分の性癖、生えてしまった男根等、様々な問題を抱えながらも自分の居場所を守るため、自ら道を切り開き突き進もうとする苛烈なフタナリお姫様のお話し。
信長の行動、言動に翻弄され続ける朔姫に、柚々をはじめ朔姫を守ろうとする人々、信長と二姫やねね、敵国の姫、と、複雑に絡み合うそれぞれの思惑が、繊細で丁寧に面白く描かれていて、最後まで惹き込まれたまま世界観を堪能出来ました。
シリアスな話しだけでは終わらない、シスコン侍、ドMな変態○○たちもいい味を出してる。
コスパ込みで大満足だったけれど、ボリュームの厚さ、素晴らしいBGM、声優陣などを考えると1,300円では無く、もう少し値段を上げてもいいような気もする。
そこは百合+フタナリというマイナージャンルの弱味なのだろうか。
とりあえず、百合やフタナリ、凌辱要素に耐性がある人はやらないと損。
↓ Hシーンについて。前作のネタバレ有り注意。
Hシーンは蕗姫への調教がメインで、サブとして柚々、濃姫、ねね、棘のHが1~3つ。
蕗姫への調教は、凌辱と同時に心を攻めるといった堕ちゲーとしてはストレートなもの。
前作にあった、柚々が自ら望んで信長に抱かれる寝取られシチュや、「お姉さま大好き!!」な柚々の目の前で他の女を抱き、柚々の心をわざと裏切って傷つけるといった背徳的なシーンが気に入っていたので、直球ばかりで男の影の無い今作のHシチュは個人的に少しだけ物足りなかったかも。
それでも、普通の凌辱ゲーが好きでフタナリ物に抵抗が無い人だと実用性に問題は無いとは思う。
↓ シナリオについて。今作のネタバレ有り注意。
シナリオは蕗姫編、濃姫編の二部(?)構成。
蕗姫編では大奥的なネチネチとした朔姫の攻めを少しだけ見ることが出来たけれど、そこはちん○のついてる朔姫のこと、途中から漢らしくガンガン犯してガンガン中出ししてくれる。
圧倒的な力と恐怖を背景に容赦無く蕗姫を凌辱し、心にも絶望を与えてへし折らんとするドSな朔姫はやっぱり輝いていると思う。
シナリオも終盤、朔姫、蕗姫の2人の心が変化し、互いが互いを必要とする関係になった時は鳥肌物で、朔姫の側という居場所を見つけた蕗姫が、今度は自分の居場所を作ろうともがいている朔姫を支えようと決意する姿には心が温かくなりました。
凌辱ルートだけどね。
一方ラスボスの濃姫は、ちょっと天然で真っ直ぐで可愛くて健気で、更に信長の正室といった確固たる地位の持てる者。
所謂○○人だったのは意外だったけれど、朔姫も彼女の前では、自分の弱さ、劣等感、醜さ、脆さが浮き彫りとなってしまうので、持たざる者の僻み根性丸出しな朔姫が天敵と思うのにも納得。
濃姫てめー俺たちの朔姫様になんてことしてくれてんだと憤慨するも、濃姫の清く正しく可憐な姿に、うおっまぶしっと目を背け尻尾を巻いて立ち去るしかないのでした。
次回作は光秀や義昭的に越前行きなのかな。
失意の朔姫や柚々は元より、織田家の行く末や商人の行方と思惑、朔姫が次に散らす花は誰なのかと今から楽しみ。
もし尾張に戻ることがあるのならば、柚々は朔姫にビンタをしても許されるはず。