遂に2が! と思ってやりました。ストーリーはとっても良かったです。あと音楽にかなり惹かれました。
システムは一通り揃ってます。
結構細かい設定も出来るみたいですし、
修正ファイルも特にないようなので満足してます。
ボイスなしバージョンは結構不満あるひとが多いようなのですがやったことないのでわかりません。
〈前置き〉
俺――貴島和宏は夏休みの終わりに単身赴任中の父親の元に引っ越してきた。
訪れたことのない町、名前も知らなかった学校、誰ひとりとして知り合いのいないクラス。
俺はそこで新しい生活を始める。
初めてのことばかり
――だけど、ありふれたどこにでもある学校生活の中で、
俺は思いもしなかったことを経験することになる。
――人を好きになり、そしてその相手を失うことを。
〈キャラクター〉
◆小菅奈穂(こすげ なお)
転入してきた主人公の面倒をなにかとみてくれるクラスメートの女の子
素直に他人のために行動でき、屈託のない性格をしている。
ただ真っ直ぐ過ぎるため、利用されやすいが、本人は気にしていない。
成績が良く、執行部活動などもしているため、先生からの受けがよい。
◆望月綾芽(もちづき あやめ)
主人公のクラスメート。
どこか現実味を欠いた物静かで神秘的な雰囲気を纏った少女。
他人と距離を取るような無愛想な態度を取っているため、
殆どの人間は彼女を敬遠するようになってしまっている。
そのためクラスでは浮いた存在となっていて、いつもひとりでいる。
◆香咲乃逢(こうざき のあ)
陸上部に所属する、明るく活発な後輩。
天真爛漫でマイペースな性格をしているため、周囲の人間をよく置いて行ってしまうが、
それが彼女の持ち味となっている。
長距離走をしているが、記録や成績にはこだわらず、
ただ好きだからと言う理由で走り続けている少女。
◆深月遙(みづき はるか)
主人公の副担任となった音楽の先生。
仕事に対して真剣で、常日頃から教育について考えているが、
押し付けがましいところがなく、茶目っ気のある性格をしているので学生に男女問わず人気がある。
ピアノを弾くことが趣味。
◆芹沢心音(せりざわ ここね)
朝の通学路で出会う、どこか寂しげな目をしている女の子。
子供っぽい外見通り無邪気で純真だが、育ちが良いらしく
意外としっかりしている。
◆麻生 久遠(あそう くおん)
深月遙にピアノを教わる主人公の同級生。
遙のピアノを聴いて、昔諦めた夢を追うようになる。
〈シナリオとか(ネタばれ少々含)〉
◆奈穂シナリオ
お決まりのボケボケの女の子シナリオですね。
彼女は孤児院出身でバイトと奨学金で生計をたてつつ成績優秀という素晴らしい(?)人間です。
でも、彼女は超がつくほどおせっかいでそのせいで体を壊したりします。
そのあたりで彼女の過去と無理をしていい子になり続ける彼女の悲しさが表現されていてよいです。
ちなみにこの話には悪友及川もかなり絡んできます。
最後に思いを告げる主人公とそれに答ようとする彼女。
だがしかし・・・・。
何が起こるかはもうお分かりで。w
奇跡再びということです。
大げさな感動はしなかったが結構感動のシナリオだったと思います。
◆綾芽シナリオ
いつも一人孤独なクールビューティーな彼女。
その周りをまったくといっていいほど気にしない彼女の行動に反感を覚える生徒も多いようで・・。
このシナリオが一番続編チックです。
最初に奈穂のシナリオをやりましたが、
最後の現象以外はほとんど続編でなかったから気になってたところでした。
彼女のシナリオで前作の内容とか出てきてなんか続編みたいな感じになって良かったです。
というか主人公と結ばれた後の綾芽はなんというか凄いです。
もう、どっからでもかかってらっしゃい!見たいな感じで。
こういう彼女スキですけどね(爆)
◆乃逢シナリオ
体育会系のボク少女。
もうお決まりな感じです。
彼女のシナリオは結構体育会系なノリで展開します。
でも熱すぎないので良かったかと思いますね。
アスリートと故障との現実とかの描写が良かったです。
あと彼女は最後のほうでお決まりの事になりそうになるんですけど、
それを水際で阻止するところが面白い。
忘れられていくことに恐怖する乃逢と忘れることに恐怖する主人公、
そして必死になって繋ぎ止める主人公。
このあたりが面白かったですね。
こういう展開もありかな~といえば
当然アリ!
シナリオとしては超お気に入りです。
◆遥シナリオ
いきなり軽いノリで登場する歳の近い女教師。
ちなみに主人公のクラスの副担任で、
ほかのルートだとほどんど語られないが久遠にピアノを教えている。
「夢を追うことは決して悪いことではないわ。・・・でもね、
その夢が自分自身の生き方を迷わすコトになるのだったら―――」
「夢は目標ではなく・・・心の中からは消し去ることのできない、
狂おしいほどの重荷にしかならないのよ・・・・」
この言葉がキーワードになってます。
夢を追う人間のサーガといったところでしょうか
久遠と一緒にコンクールを目指しますがそこには彼女のひみつが・・・。
自棄になった彼女はついに・・・。
まあお決まりの展開ですが当然いつものやつになります。
みんなのためにがんばったのにダメだった自分にいやになって落ちていく彼女・・。
それを支える主人公。
まあ普通支えますよ。“漢”なら。
でも、ラストには不満が残る結果。
上記の三人比べればほとんど感動もなかったし。
◆久遠シナリオ
遥シナリオをやっていたら突然出てきた彼女。
「彼女が出現したとたん電撃が走った」ぐらいインパクトキャラです。
よくよく調べてみればボイス入りバージョンになって攻略可能キャラに格上げされたようで、
人気もかなり高いようです。
まあ、人気が出るのも凄く納得のことですけどね。
キャラも良いし声もイイ(北都南様ハァハァ)、文句なしにNO.1キャラです!
CGも主人公と抱き会ってるシーンとか大好きです。
なんかおもわず顔がほころんでしまう様なほのぼのとしたCGで。
というか彼女はボイス版で格上げになったキャラなのでCGとか凝ってます。
ちなみに遥消失エンドの後日談なのでそのことがかなり尾を引いてます。
あと遥は「さよなら」の一言で完全に消え去っちゃいます。
まあ、こういうのもアリですな。
どこか影のある幸せといった感じで、
良かったです。
◆心音シナリオ
通学路で「あ、あの・・」と呼びかてきた美少女。
立ち絵・声が良くマッチしていてポイント高いです。
よくよく見てみると乃○美を意識したつくりになってます。
とはいっても彼女は○絵美とちがってピアノは弾きませんが。
出会っていきなり教室に尋ねてきたり弁当を半分こしようとしたり積極的な女の子の印象。
結構ボケボケっとしているが驚いたりすると反応が面白かったりする。
彼女のテーマとかもとても良かったんですけど、
EDがどうも、なんとも、ノーマルもハッピーのほうもどうも好きになれません。
こういう話もアリといえばアリなのかも知れないのですが、
個人的にはナシの方向で・・・。
だって幸せハッピーなエンドにはならないんだもんなー。
せめて彼女と二人だけは幸せになってほしかったなぁ・・と。
〈シナリオ総括〉
本家奇跡(?)の続編としては確かに堪能できる。
キャラを見た場合久遠と心音が抜けて印象深いですけど、
二人ともENDに影が残るのが難点といったところ。
久遠の場合はこういうのもいいかなと思うのですが、
心音の場合はあまり好きになれないENDです。
救われるといえば心音のENDのほうが救われるのですがあまり好きになれません。
遥はまあいいとして(ヲイ
奈穂、乃逢、綾芽のシナリオはかなり良かったと思います。
乃逢のシナリオは個人的にNO.1です。
ラストで彼女を行かせまいと走る主人公がとてもよかったです。
綾芽のシナリオはおそらくこの作品の核シナリオだと思います。
ENDでOP曲が流れるところを見ても彼女がテュルーかと思います。
彼女のシナリオが一番解説入ってますし前作の話も入ってますから。
奈穂は、まあこんな感じかなってところで。
いや、決して悪くないのですが「良かった良かった」とハッピーに終わります。
まあこういう話ならお決まり・王道の展開なので。
〈CG・立ち絵に関して〉
全体を通してみれば結構いい感じになってるのですが、
奈穂と遥のCGに関しては粗が目立ったりしていて、あれと思うものもいくつかあります。
立ち絵は遥を除けばそれなりの出来です。
久遠のCGに関してはとてもよく出来ていると思います。
久遠はボイスバージョンになって攻略可能にランクアップしたシナリオなので、
もしかしたら気合が入っているのかもしれません。w
〈音楽〉
よく出来ていてとても満足しています。
特にお気に入りは久遠のテーマとおぼしき「瞳に映るものは」と、
OPテーマの「夢幻譜」です。
久遠のテーマはまさに彼女のイメージそのままでほのぼのーんとしていい感じですし、
OPテーマは綾芽のラストシーンでのイメージが強くて気に入っちゃってます。
〈えちぃ〉
一人につき1回程度で薄め。
まあストーリーを楽しめってことで。
〈全体〉
85点!
久遠の格上げは良かったがもっと彼女オンリープレイのシナリオが欲しかったことと、
心音のシナリオに不満が残るのでこの点数にします。
〈お気に入りとか〉
キャラクター:久遠>>>>心音≧乃逢>>>>>>>>綾芽>>その他
シナリオ :乃逢>>>綾芽>>>>久遠>>奈穂>>>>>心音>>≫遥=どうでも良い
今回のベストヒットは乃逢で決定!
〈最後に〉
「奇跡の系譜をなめるなよ!!」