良い部分はすごく良い。が、戦闘が……雑魚敵が……
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さんざん言われているだろうと思いますが、戦闘がめんどくさいです。
何がいけないって、雑魚戦でもほぼ毎回隊列変更が必要になること。
しかも判断を間違えてファンブルすればさらに時間がかかる。
単純だけど間違えられない判断を毎戦闘、下手すればターンレベルで要求されるのは
ひどいストレスでした。
ボス戦はそこそこ楽しんでやれたのになあ……。
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シナリオ面では、ルートごとの落差が大きすぎる感が強く。
どのルートも共通して、
『ピンチに陥る⇒助けが来るor誰か(主に弓那)が覚醒する』
という王道な展開を繰り返しているだけなのだと思います。
それを彩る文章のあまりにぎこちなさに読むのをあきらめたルートもあったり。
プレイしたのが三周目でなければ、ゲームごと投げてたかも。
一方で弓那ルートだと、文章にすごくメリハリが利いている。
カラレス初登場時やラストバトル前後の、強烈な絶望感からの反転には圧倒されました。
耳に残る歌もあって、長く記憶に残りそうだと思っています。
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アセリア未プレイなので、舞台が広がり始めたときは一見さんお断りな展開かと疑いましたが、そういうこともなく。
広がり続ける世界観からプレイヤーをおいてけぼりにしない、という部分ではすごく気を使っているように感じます。
ただ、オーダクルは蛇足だったんじゃないのかなあ、と。
複数ある舞台のうちのひとつ、だとしても重要だとは思えないし、
システムの不満点もオーダクルに集中しているし。
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良い点と悪い点がはっきり分かれていて、全体としては良い部分の印象が強いです。
というより、良い点だけならここ数年でトップクラスの出来だと思っています。
もし同様のネタを続けるなら、戦闘だけはなんとかしてもらわないと……。
時間的な意味で辛いですね。
03/12追記:ところどころに挿入されてるレゲーネタが素敵です。
BGMにも懐かしさを感じさせる音源が使われていたりして、こだわりを感じましたね。