まあまあ真理子さんたら、ずいぶんと可愛らしくなっちゃって。アラサー人妻というより稀世良やんけ
なんと6年半ぶりの続編ｗ 個人的に前作『愛する妻、真理子が隣室で抱かれるまで』は、
『満里奈』の次にハマったアトリエさくらのタイトルで、当時はめちゃシコだった。前々か
ら続編の構想はあったみたいだけど、ここまで間が開いたしまさか本当に出るとは思わな
んだ。でもね、これは人によると思うのだけど、自分にはちと間が開きすぎてしまったよう。
本作の発売が決まって、最初は「うおーっ!!」ってなったのは確か。んでも、期待感マンマ
ンで体験版をやってみたら、真理子への思い入れや当時の盛り上がっていた感情なんかが
すっかり消え失せていて、なんか普通に初めてやるゲームの時と同じような感覚だった。前
作はクリックする度に心臓バクバクだったから、それと比べてしまうと雲泥の差。続編のメ
リットである前作からの気持ちの引き続きがなく、超冷静に読み進めていた。ただ、そうい
う感じになってしまったのには、6年半間が開いたことに加えて、真理子のビジュアルが以
前よりロリ化して、好みから外れたってのも影響したかもしれない（塗りに関しても顔は思
いっきりアニメ調なのに、体は筋肉を強調したリアル塗りで変に感じた。前作と同じアニメ
塗りで良かったのに……）。とにもかくにも、「あれ……前はあんなにハマったのに、今回は
イマイチ盛り上がれないぞ……あれ、あれ……」って感じだった。
で、製品版でもその印象は変わらず、前作のような興奮は得られなかった。間男がチーフか
ら童貞クンに変わったことで、『満里奈1』と同じような関係性になっていたのも新鮮味を
薄れさせる要因に。それと、本作は主人公と真理子の視点を切り替えながら時系列どおりに
話が進行していくのだけど、時系列どおりだから「真理子視点で不倫SEXの一部始終を見
る」→「夫視点でその不倫SEXの報告を聞く」という流れになっていて、寝取らせプレイの
ドキドキや緊張感が薄い。要するに、全部ネタバレしてプレイヤーは何もかも知っている状
態で報告Hが始まるってこと。それはいかんでしょ。さらに、主人公はその場で初めて報告
を聞くのにプレイヤーはすでに知っているという乖離的状況は、自己投影感の低下にも繋
がっていた。NTR系の作品では、自分自身と重ねて没入できればできるほど興奮度も上がる
ので、主人公とプレイヤーを切り離すような本作の見せ方は、よろしくないと思うよ（とく
に本作の場合は、さくら作品では珍しい名前変更システムを搭載していて、主人公との同一
性を高める仕様になっているのに）。「スタッフルーム」で色々と今回のねらいを述べている
けど、普通に真理子視点は分けたほうが良かったと思う。最近はあまり見かけなくなったけ
ど、「誰もやらなかったことに挑戦するとかいうのは、先人があえてやらなかったことだ～。
王道には王道の理由がある～云々」のAAを思い出した。
でも、おんぼろちゃんは、寝取らせエロ話を書くこと自体はかなり手慣れてきてるなってお
もた。その見せ方やツボを心得ておるので、ひとつひとつのシーンのクオリティはしっかり
してる。6年半間が開いていても気にならん人もいるやろし、真理子のビジュアルの変化な
んかは余計に好みの問題だし、個人的な感覚、嗜好の部分でほとんどが前作よりマイナスに
触れたせいで自分には微妙になってしまったけど、人によっては十分良作になりえるエロ
内容だったと思う。まあ、しゃーない。
というか、『真理子』の体験版やった時に思ったんだけど、今は『真由美』の続編のが断然
楽しみですわ。真由美はとにかくキャラが素晴らしかった、だいすこ。一見、しっかりした
キャリアウーマン風なのに、その実、場の雰囲気や状況に流されやすい軽薄な性格が超好み
ね。あの危なっかしさは寝取らせエロと相性抜群で、何をやらかすか――どこまで堕ちるの
か、転ぶのか、染まるのか――分からない、主人公には制御しきれない感じが最高にツボだ
った。真由美は受け手に媚びた創作の登場人物というより、決してプレイヤーの思いどおり
にならない一個の人間としてキャラ立ちしているので、予定調和ではないリアルなNTR感
を味わえた（ANIMの佳乃の対極に位置するキャラやね）。先が読めないことからくる、ドキ
バク感がハンパねかったッス。タバコ吸い始めるシーンで何十回抜いたか分からんｗ 続
編はどんな展開になるのか、すげー気になる。「口紅のついたタバコを発見してしまうシー
ンあるかなあ」とか、「会社辞めても裏で上司との関係が続いてて、ガチ不倫してたらたま
らんなあ」とかいろいろ考えちゃう、、ｗ