また、この言葉を使うことになるとは……。聖少女点。
あー、やっちゃいましたなぁ……。誰も得しないゲー。全部が全部中途半端。
本作のような百合ゲーもですね、それはそれでアリだと思うんだ
――個人的には、聖少女絵の甘~いラブイチャゲーも
プレイしてみたいと思ってるくらいだし
(クレなんとかはちゃうよ。アレはミラーマンがやらかしちゃってるから)。
ただ、作中で行われていること(プレイ内容)が……なんつーか、
『STARLESS』を女視点にしただけって感じなの。
女主人公&百合設定に、M向け被虐シチュがくっついてるみたいな。相性激悪。
“男主人公がいない”=“第三者視点からヒロインが性虐待を受けるシーンを見続ける”
ってことになるわけで、そーなるともはやマゾ的興奮はナッシングです
――マゾ要素がまったくないのに、
聖少女的被虐シチュ(濃さではなく傾向)ばかりというわけわからんことになってる。
百合ゲーには百合ゲーのですね、描き方ってもんがあると思うんだな。
……まあ、少しフォローするなら、私がよく訓練されたあつしフリークだからこそ
そう感じちゃうって面もあると思います。
聖少女を知らない人が本作をプレイしたら、
どっちかっていうとMではなくS寄りの凌辱ゲーって感じるんじゃないかな。
だけど、その観点から見たとしても本作の場合、
プレイがヌルすぎでいかんともしがたい。突き抜けたところが一切ないのよ。
『STARLESS』で言うところの前戯段階で終わっちゃう感じ。
「えっ、終わり? ここからが本番じゃないの?」ってのばっか
(CG差分も明らかに少ない)。
せめて、聖少女らしいハードなアブノーマルプレイが
見られれば良かったんだけどねー。
百合ゲー、マゾゲーとしてはダメダメでも、ギリ最低ラインは越えられたはず。
あと、百合亜、絵理、葉月の3ヒロインもクソ微妙。キャラ分け出来てねーッス。
3人とも最初から最後まで、「嫌だー」、「辛いー」、「悲しいー」つって、
嫌々調教を受け続けるだけ。違うのは外見とボイスのみです。
それと桔梗のエロシーンがないってどういうこと? 椿もたった1シーンだけだし。
美咲だって2つくらいしかなかったでしょ……。
今までのあつしゲーでは考えられないことやで。
言うまでもないことですが、レオナや麻理絵、
北見や佐伯レベルの強烈な女キャラは登場しません。
一週間もしたら記憶から消え去りそうな、うっすいキャラばかりです。
正直なところ、私の中ではクレなんとか以下。
ありきたりなヤるだけゲーだったけど、あっちのほうがまだ使えた。
はあ……今までにないハイペースで新作を出してきたと思ったら、コレですか……。
一年に一度、微妙な内容の聖少女ゲーがリリースされるのと、
四年に一度、最強クラスのそれがリリースされるのとでは、
どっちがいいんでしょうね……。