2011年、ネトラレの曙
しょーじき、それほど期待してなかったけど、なかなか楽しめた。
その辺の低価格抜きゲメーカーが出すNTRゲーよりは、
よっぽどNTRスキーのツボを押さえている。
端的に言うと、
・主人公の妻への強い想い
・日常生活での違和感描写
・日々女としての魅力が増していく妻
・化粧や性格の微妙な変化(テキストのみ、立ち絵変化もあれば最高だった)
などなど、描くべきところをちゃんと描いてる。
まあ、悪意のある見方をすれば、
そういったNTRのポイントを羅列しただけで、お話や構成に目新しさとかオリジナリティはない。
けれど、ライターはNTR好きかちゃんとリサーチをしたんだな、とは思える
(それができてない作品がいっぱいあるから……)。
日常シーンの尺は少し短いけど、ことの裏側を覗ける妻視点があるので、
ボリュームが少ないとは感じないはず。
全体のクオリティは十分及第点。
声が――とか、誤字が――とか、バグが――とか、そんなんもない。
絵に関しては、むとうけいじ氏原画って超久々。
『隣り妻』以来じゃねーかな(点数入れてないことに気づいた)。
エロの原風景が90年代後半のアニメ絵な自分にとっては、
とても懐かしく受け入れやすい絵柄です。
あのころのアニメの女キャラって、無駄にエロかったよね。
大張キャラとかたまらんかった。
肝心のエロシーンも、基本は押さえてある。
ただ快楽堕ちなんで、若干強引ではあるけど。
夫に喜んでもらうために、夜伽の勉強をしたい~そのままずるずると流され……って感じ。
あと、エンド分岐にバリエーションが欲しかったかな。
せっかくエピローグでシーンを分けているのに、直前まで一本道ってのはもったいない。
もうちょいお話に広がりがあれば、なおよかった。
「これは傑作だ!」とはならんかもしれないけど、
価格的なことを考えればとても満足できる作品だと思います。
新年一発目から幸先がよいですな。
寝取られ興奮度:2
(※自分がどれくらいドキバクしたかを5段階で評価)