短いながらも、迫力を感じさせる猟奇物語。テーマと絵のマッチが素晴らしい。
このゲームは、分岐がかなり少なくて(2つ)、分量的にもかなり短い部類の作品です。
それでいてこの点数をつけたい(本来なら60,70点台)のは、
短いストーリーの中で練られた無駄のないエピソードと、
静かながらも圧倒的な迫力がある文章、
それに絶妙にマッチした絵・音楽などの演出によるところが大きいと思います。
時間がなくて感動したい、とかギャルゲーっぽくない世界観で楽しみたい、
などという人にとっては最高級の作品になるかもしれません。
ただ少し気になったのは、所謂「セカイ系」の話が少し入っていたこと。
ストーリー上、必須には全く思えなかったので、無理にしなくても良かったよね?