壮大なる群像劇!机の高島さんってなんだよ
ある大きな物語を各視点で追っていく。謎が次々と明かされるカタルシスは言い知れない。個人的には“Looking-glass Insects”の章が一番刺さったなぁと。抑圧され、否定され続けてきた高島さんが最後の瞬間になって(形はどうあれ)自分の生を肯定して、その意義を全うするために想い人から受け取った意思の力を発揮する様。心意気を胸に飛び立った彼女の解放感が、エンディングのがなりたてるロックサウンドで一気に爆発します。エロゲが総合芸術だということを思い知らされた瞬間でした。