『これから始まる物語には、"希望"や"幸せ"しか残されていません』………は?(怒)
あのさぁ…なんで夏姫のラストをあんなことにしたんですか?
これがプレイ後に一番思ったこと。
夏姫を救うことはとてつもなく難しいのは分かる。だけどさ、それすらも救ってくれることを期待してたんだよね。
プレイヤーとしてはさ。
死が救済の一つかもしれないが、だったら冬人はどうなんのさ、と色々考えちゃうんだよ。
なわけで、双子>優里>春姫 物語の面白さとしてはこの順。(個人的な嗜好)
双子のエネルギッシュな所が凄く好き。
トップがあぁだと下が大変だが追いかけるのが楽しいタイプだよな、と。
肝心の夏姫も表に出るのを躊躇している所があったり好きなんだよね双子ルート。
というか本編-エピローグ間の10年間の話をもっと見たいと思ったのは私だけじゃないはず。
妊娠-赤ん坊が生まれた所、初めて黒神を倒した所などさ!
優里ルートは最後に夏姫が黒神と一緒に消えちゃうのがネックになってる。途中の物語は良かっただけに。
価値観が現代と違う世界だけあってエロシーンはちょっと面白かった。
春姫ルートに関しては私が言いたかったことを書いてくれてる方が居ました。
tkktさんのレビュー(私のコメント2つ前の方)を拝見すればよろしいかと。
誘導するような形で申し訳ない。この場でtkktさんに感謝を。
最初、声優が秋野花さんというのに気付かなかった。途中からいつもの声があったので気付きましたが…声優さん凄い。
黒神に対して思う所はあるけどもうちょっと上手い具合に昇華して欲しかった。
人間にとっては消すのが良いことだとしても黒神から見た場合は?と思ってしまう。
「コワイ」の感情をもっとどうにか…とか。多分、黒神が生まれた理由が分からないからもやもやしてるんだと思う。
最後に
変化を望まない人にこそプレイして欲しいが、媒体がエロゲーなだけにオススメしにくい作品。
急激な変化は反発も大きいことが歴史が証明しているがこの作品はいい塩梅だったかなと。変化しなくて良い所はそのままで。
BGMも世界観に合ってて良かった。
それだけに春姫ルートの出来が惜しい作品でした。
優里が春姫と戦う前日、練習で茜と葵が最後に優里へ一撃与えようとするシーン
優里が両者の腕を掴むわけだが、実は優里に分からないくらい「風雲・際会」で(手加減して)掴ませていた
明日の戦いの前に自信を付けさせるためというのがモノローグで書かれる訳だが
「はー、なるほどね」と思わず唸った
強者が手加減せずに相手するのは当たり前(相手に対する礼儀)、手加減するのは相手を侮っているか
指導打ち(みたいな)をしている時くらいという頭の硬い状態だったことに気付かされた(固定観念があった)
こういう"気付き"をくれるゲームは今では少ないのでプレイして良かったとも思ったゲームでした。