ゴメン、感動した人は長い感想読まないでね。
連休から始めてようやく終わった。(;´Д`)
泣きのツボを押さえたライターだから大抵の人間は素直に感動できると思う。
でもオレみたいなすれっからしは「ああ、上手だね。ベタだけど」で終わってしまう。
「加奈」もベタな展開だったが、あれにはそれだけで終わらないものがあった。
でも家族計画にそれは無い。ここで語られている物語はみんな資料と思考でつくられたもの。ライターの魂は入っていない。かろうじて末莉Hでみせた炉利の肉に対する執着だけか。
しかし、それでも全体の構成が適正なものだったらオレも素直に「ええはなしやねぇ」と満足できたのだが・・・。
困るのは内容のあるストーリーが展開されるのはヒロイン分岐したあとで、あの無闇に長い前半はまるで無意味だということ。ギャグを省いて全体のボリュームを半分に切りつめてあったら素直に80点以上つけたとは思う。
こちらはこっそりと感想を更新(笑。
このゲーム、総合的に見れば出来は良いと思う。「絆箱」を含めかなりのセールスを記録したのも首肯ける。
しかし、このゲームにおける”総合的”という意味は、
ストーリーの不備を強引なギャグでゴマかす。
キャラクター造型の掘り下げ不足をキャラ萌でゴマかす。
持ち出したのはいいが、どう展開していいか扱いに困ったテーマをベタベタな泣きでゴマかす。
だからねぇ。(ーー;)
特に、”児童虐待””摂食障害”といった深刻なテーマを、ああも安易に扱われると「三流テレビドラマ」と言われても仕方あるまい。
「加奈」以来、雌伏を続けた山田氏が辿り着いた結論がこれだとすると、率直に言って残念。
手を抜いても、いや、手を抜いた方が商業的には成功する現実に気がついたことは、山田氏に取って幸せなのか不幸せなのか。彼の才能を愛する一人としては、やりきれない思いではある。
山田氏はエロゲから足を洗って小説家にでもなったほうが良いのかもしれない。
しかし同じDO出身の広崎氏は小説家に転身して失敗してるからなぁ。