値段以上に遊べる大作である事は間違いない。けど、個人的にボリュームに対しての密度が物足りなかった。
この感想は有料パッチを当てた、バージョン「1.2.2.4」のものです。
バージョンアップの予定もあるようなので中には改善された要素もあるかもしれない事にご留意を。
セクハラ(密着モード)・セックスバトル・娼館通い・・・等々とパートナーに色々とできることが多いけど、その1つ1つの中身は薄め。
ワンパターンかつセリフパターンも豊富とは言いがたいため、1~2人分もやれば飽きてしまった。
そのため早い段階で作業感が強くなってしまい、最後まで楽しめた?と聞かれればNOを言わざるを得ません。
ただ、一言感想書いたとおり値段以上の作品です。
色々求めちゃうのは可能性が見えた故の贅沢心みたいなものなので許して。
どっちかと言うとやり込み好きな人向け。ストーリーをひたすら追う人には自由度があまり無い作品になっちゃうかも。
以下、不満と感想をだらっと箇条書き。
・パートナーの解禁が遅過ぎる。10人中6人は終盤~ほぼラストでやっと解放。
更に終盤になるとストーリー進行ではパートナーが固定される事がほとんどになるため、やり込み要素(クエスト・アイテム&モンスター図鑑コンプなど)に興味ない人は誘う機会すら無かったりする。
・密着モード(セクハラモード)はセリフパターンが少なく飽きる。行ったセクハラに対するヒロインの台詞の整合性も怪しい。
セクハラ耐性上げは2人目以降は作業感が強かった。
・パートナー(娼婦も含む)とのHはバリエーションが少ない。初回と2回目以降で少し文章が変わる程度で、CGも一緒。
せめてHへの入り方、宿に連れ込むのと夜這いでHシーンが違うとかあったら良かった。
・セックスバトルには駆け引き感はほぼ感じられなかった。
ほとんどの相手で好感度を上げるコマンドにあまり変化が無いため、飽きる。
同じ要求を3回~5回も連続でしてくるのはロボット感が凄いのでやめてー。
セックスバトルは相手の数が非常に豊富だけど、ストーリー中盤くらいからはだるさが勝った。
・世界設定が想像以上に薄暗い。諸所に世紀末感と狂気が滲み出ている。
フロティナやアンジェロ達のおかげで一定のユルさは保たれているものの、根底にあるものがドス黒過ぎる。
あまり居心地の良い世界ではなかった。
・結局パートナーを主人公とイチャイチャさせたいのか、モブに陵辱させたいのか。
いつかのパッチで一部のパートナーは強制の陵辱イベントを夢オチ的に回避できるようになった様子ですが、余計に半端な感じになってるような。
と言うか、回避してもその後の会話でされた事になっていたりして整合性が息をしてない。回避した事の方が夢オチだった・・・?
いっそのこと、パートナー全員に分かりやすく敗北イベントみたいな感じで陵辱イベントがあればハッキリそういうゲームだと分かるのですが、一部のパートナーだけにあるので妙な半端感。
個別EDが無い辺り、パートナーはあくまでヒロインではなく今回の事件に巻き込まれた一登場人物って感じなのかなー。
・アルティシアさん、あなた会話的にも立ち絵的にも貧乳だったはずじゃ・・・? CGでの巨乳とも言える大きさは一体。