絵は可愛いし、E-moteの実装含めCATIONシリーズとして進化していると思うけど・・・。
E-moteが実装された立ち絵は、髪や胸の揺れ具合ある程度自分で調整できる点も含めて相当高いレベルの完成度だと思います。
ただグリグリ動かしまくる訳じゃなく、自然な感じな範疇に収まっていてプレイ中ずっと飽きなかった。
反面、E-moteで動く事のない一枚絵は差分も少なめで物足りない気持ちが大きかった。
立ち絵がの出来が良過ぎるがゆえに、本来は演出として重要な一枚絵が逆に物足りなくなるのはとても皮肉。
そして、気に入ったヒロインである梓と千歳のシナリオに酷い部分があったのも辛かった。
梓ルートは付き合いだすまでの主人公の行動がかなり酷く、千歳ルートは主人公に惚れた理由が特に薄味。
特に千歳ルートは「どうここから教師との恋愛に発展していくのかな」と思っていたら急に付き合いだしたので呆気にとられた。
付き合いだしてからもお互いの関係は内緒と言いつつ、生徒が行き交う商店街や公園で普通にデートしたりと言動と行動の不一致が酷い。
教師との恋愛、という設定をもっと生かしたシナリオにして欲しかった。
穂波と鈴鹿のルートはそこまで不自然な点はないけど、そもそも全体的に物語性が薄すぎて厳しい。
付き合いだしてからＨしているだけになりがちなのは寂しい。
アペンドシナリオ含めてどうしても色々と物足りなさが残りましたが、立ち絵の完成度とヒロインの魅力を推したい作品ではあります。