この作品は、人を愛する行為を見失った主人公が、それを思い出すまでの物語って…………んな訳ねーだろ!!!なんだこのオチ!!!大爆笑だよ!!!
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《結果》*注意 この感想は独善と偏見の塊です。(と言いますかネタです)
母の死
そして、その直後に現われた義母、その存在に反感を覚えた主人公は義母と打ち解ける事が出来ず、それが発端となり主人公の家族は非常に冷たい関係になっていた様です。
そんな主人公の精神状態は非常に不安定であり、レイプ魔と化したあとの行動を見ていても、その精神状態は非常に危険な状態であった事を推測出来ます。
では、なぜ、そんな彼が今まで、普通に生活をしていたのでしょうか?
それは、どうやら、妹の様な存在だと主人公が思っていた、ゆりね(幼馴染)が関係していたようです。
主人公は血の繋がった本当の家族とは、どうやっても繋がりを自覚出来ないと言うのは、家族ENDで証明されていますが、
まだ自我が確立されていない、子供には家族と言う安定した環境は必衰であり、それを与えられなかった主人公は精神が非常に不安定です。
それを支えていたのが、他人でありながら唯一家族と言う存在に近かったゆりねだった訳です。
ですが、主人公がラストで回想をしている様に、ゆりねには家族愛の他に異性としての好意を持ってしまっていました。
それは、主人公が家族とする存在に対する裏切りでもあり、彼はそれを自覚する事を自分に許しません。
そのため、主人公には他に好きな異性が必要になり、その相手は理由が上面だけですむ綾香となります。
つまり、主人公は初めから、綾香の事は本気ではなく、ラストに「やっと本気になれたのに」と言うセリフは、嘘だったけど思い込んでやっとゆりね以外に恋愛感情を持てたと事だと伺えます。
他にも、告白などする気はなくただ見守っているだけでいいと考えていたりしますが、
あれだけ行動的に女性を襲っていた存在が、こんな事を本気で考えるとは思えません。
これもつまりは、ゆりね以外の相手と関係を持つ気はないと言う現れでしかなかったのです。
しかし、その考えはゆりねの、間接的な告白により、崩れ去れます。
必死に家族と接しようとしていたゆりねと、
その気持ちを抑えるのに利用していた綾香の二人を同時に失った主人公の精神は崩壊します。
そして、その結果、主人公はゆりねを襲ってしまう訳ですが、この行動でも分かる様に
主人公は綾香よりもゆりねを先に襲ってしまうあたり、彼の真相心理を伺う事が出来ますね、
しかも、恋人なら襲ってやろうじゃねーかと言う理由で襲ったのはゆりねが唯一の存在で、
あとの被害者達は性欲のはけぐちとしか見ていません。
主人公が最初から愛せたのはゆりねだけであり、家族になれるのもゆりねだけだった訳ですね。
《まとめ》
結局、精神のバランスを崩した主人公は、その後、身も心もただのレイプ魔と成り下がってしまいましたが、
もし、ゆりねがもう少しだけ、空気読める女の子だったら、違った物語が本当にあったのかもしれません。
《あとがき》
何かあまりにも非現実的な設定と人物のオンパレだったので、逆に深く考えてみました。
もし読んでくれた人がいたなら、アホな考えを読んでありがとうございました。
すいません、ただひねくれて考えてみただけです……。
《まとめ2》
抜きゲーとしてはとてもよかったですよ。
無駄な部分が一切ない男らしい作りがとってもよかったですね。