このゲームの主人公が求めているのは『ヒロインの絶望』性欲なんて二の次です。
購入理由
設定に心引かれた、絵柄が1~3っで一番好み。
《結果》
この主人公に衝撃を受けました、鬼畜ゲー主人公としては変な方向に歪んでいます。
私は、大半の鬼畜ゲーの主人公は、復讐、性欲、歪んだ愛、美学のパターンのどれかで鬼畜をやっていると思ってます、ちなみにこの主人公は、美学に該当するタイプだと思いました。
美学は、何かしらの理を心に持っており、それを実行するために、陵辱を繰り返すタイプ。
そして、この主人公が追求する美学、それは、女性の絶望です。
幸せな女性が、ドンドン不幸になっていくを見て、快感を得ています。
故に、主人公は、狙った獲物を、自分が犯す前に、他人に犯されても全然気にしません。
彼にとって、重要なのは、いかにヒロインが嫌な思いをするかっと言う点であって、自分の物にする事ではありません。
そして、圧巻したのが、とあるエンディング。
主人公は、完全に壊れてしまったヒロインに、ガラスの破片で胸を刺されて死ぬんですが、その時に、こう言います「これでおしまいか、だが、一人の人間をここまで壊せた……満足だ」この主人公にとっては、自分の命よりも、ヒロインを絶望させ壊す方が重要なのです。
究極の美学追求型、こんな奴始めてみました。
似たタイプで、「クロス~狂気への道しるべ~」っで出てきた主人公がいました、彼の場合は歪んだ愛を抱えており「好きな女性からなら憎しみさえも欲しい」「君に殺してもらうなら喜んで」っと、命よりも、歪んだ愛情を優先する人物でした。
その場合でも、人間には分かりやすい「愛」が原動力でしたが、本作の主人公は「自分の美学」この主人公は、ヒロインに対して一ミリの愛情も感じてません。
ヒロインの壊れ方が、ご主人様奉公しますってタイプだと、自分世界に閉じこもり幸せになってしまったんだと解釈し、興味を失い捨ててしまいます。
彼が目指す物は、あくまで、人格を絶望させ破壊する事だけなのです。
そして、コレがゲーム内容に、関わってくる訳ですが……。
実は、この主人公の性格はあまり鬼ゲー向きではない。
美学タイプは、一般プレイヤーとの考えとは異なったマニアックな行動をする事が多いので、自分が付いていけないジャンルだと、抜き所に困ります。
そして、この主人公も、少ないながらに同じ事をやってくれる。
ターゲットであるヒロインを、先に他の奴に犯させるのは、極めてヒロインを捕まえる気力が堕ちないだろうか?
その辺は、製作者側も分かっている様で、処女のヒロインにはそれはしない。
しかし、非処女であっても、やる気力が下がるものだと思うが……、まあ、主人公=自分、っと考えずに見れば、とてもいいシーン、せめて選択する様にすべきではないだろうか?
また捕まえた後も、性欲を満たす事だけに重点を置かない主人公は、陵辱する時も中だしを殆どしない、顔出しとかされてもあまり興奮しない、ここはお約束の、中、外、選択肢があればいいと思ってしまう。
大体、主人公の性格なら、精神にダメージを与えるために中出しをしそうな物ですが、どうなのだろう。
特に、訳が分からんのが、巫女さん、私の覚えている限り、見えてるシーンでは中出しを一回もしてないのに、エンディングは妊娠エンド……これは何を狙っているのか訳が分からない。
まあ、中出しとかは、個人の好みにもよるだろうけど、私としては、ゲームの中でしかやれん事なので、それでいいんじゃないかなーとか思う。
《最後に》
ゲームのシステムは、主人公が、ヒロインを絶望させていき、弱った所をタクシーで連れ去るっと言った物です。
演出が、所所こっており、面白かったのですが、短いです。
ヒロインを6人捕まえればやる事は陵辱しか残ってません。
しかも、捕まえる過程はそんなに難しくも無く長くないです。
これなら、もっとヒロインを増やした方がいいと思います。
面倒な、タクシーで客を取り資金をためる部分は、あまり必要ではなかったのではないでしょうか?
《まとめ》
ボリューム不足が得点を下げてます。
あと、注意すべきが、ヒロインを落す過程、非常に陰湿なので、欝気味になってくる人もいるでしょ。
《お詫び》
なんか、とてつもない長文、読んでくださった方がもしいたらお疲れ様です、ありがとうございました。