(事実上)前作のカタハネがとても良かったので気になって購入。今回は珍しくこのサイトでの評価が自分に(いい意味で)合わなかったようで、半分諦めつつプレイしていたら、普通に楽しめた。この分だと他のRococo作品もイケるのでは??という気がする。
SCE 17/20
ここでの評判通り、構成や物語の結びの部分に不満が残ったが、とてもよく練られた抜群の世界設定に加えて、中~後半のどんどん真相が明らかになっていく部分では引き込まれる仕上がりになっていて、読んでいて楽しかった。ただ用語の説明集が見れるようになっているが、明らかに不足していたのでもう少し増やしてほしかった。今でも分からない用語がいくつかあり、雰囲気で押し切った感がある。名作と呼ぶには一歩及ばなかったが、そうなりうるポテンシャルは十分秘めており、その点は大変惜しい。
MUS 18/20
BGMは可もなく不可もなく、といった感じの仕上がり。決して酷い出来ではないのだが、カタハネとと比べると聞き劣りする。ただしVo.曲は素晴らしいもので、特に挿入歌の「ゼロの軌跡」は群を抜いていて、歴代聞いてきたエロゲソングの中でもトップレベルに君臨する秀逸さだったので加点。
PIC 17/20
カタハネ程好印象ではないものの、今回も美しい背景画(特に内世界)。ふむふむと思ってエンドロールを眺めていると、やはりあった「minori」の文字。一体どんな縁なのだろうか。キャラ絵はカタハネのような外国人キャラの方が原画家の画風に合っていたのではと思う(あるいは先入観からかも知れないが)。
CHA 10/15
3組の中でもメインカップリングの十丸&梗香がどちらも気に入らなかった。どちらも共通して、子供っぽすぎる。中学生みたいな思考回路。この二人には名前にとある秘密が隠されているのだが、そのためだけに作ったのではと思うほど。八代&さくらは、無理やりもうひと組作ったみたいなカップリング。もちろんどちらも個人では物語上は重要な役を占めているのだがカップリングにするのがなんとも不自然というか無意味というか。経緯も最後のおさまりも違和感が大きい。八代の方は今回の3主人公で最も年上らしくしっかりしているのだが、さくらの方は明らかに度が過ぎる年齢不相応。幽霊という設定を用いても、不自然すぎる。それなのにヤることヤるときにはちゃっかり大人チックになっているところで違和感が爆発。唯一気に入った女性メインキャラの琴良さんは相方の龍護ともども良かったのだが…どうしても納得できない点がある。しかしこれはネタバレになるので一番最後に。
UNI 14/15
設定も然ることながら、総勢10名ほどの視点切り替え(その良し悪しはともかくとして)など、独自性はかなりあると言える。ちなみにゲーム中でメッセージウインドウが上下に揺れたのは初めての経験。
IMP 8/10
最後に明かされるメイン二人の名前に関する、とある秘密が明かされるのだがこれに脱帽。入念に作りこまれていることに感銘を受けた。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓最後に以下ひとことネタバレ注意↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
なんで男化したコトランとのHシーンないんだよ、ふざけんな