細かいところで気になる部分があるかはさておきとして、少ない登場人物で紡いでいく物語としては、まぁよくできていたんじゃないかという印象です。事細かに設定を作り上げ、それを余すことなく運用していく、という形のロジックでカチカチに塗り固めたお話が好きな方にはぴったりな気がします。ただ、設定とかは置いておいて、とりあえずいろんな引き出しから小話を持ち出してくる「余裕」のある作風というものが、このメーカーの作風であると個人的には思っていたものですから、それとは真逆とさえ言い切れてしまう本作は、どこか違うなというものを感じてしまいました。「余裕」とかそういうものをわざわざ題材にしている気さえするこの物語で、作品としての安定のためとはいえ、メーカーのイメージである「余裕」がぶっ壊されているというのは、何だか皮肉のような気もします。サンゴおかあさんの幸せな家庭が見たい。長文部分はメモです。
アイよりアオい海の果て
→好きな方のメーカーの作品というだけで、とりあえずやってみたくなった形なので、あまり「やってくぞ!」という感じがないんですよね。でも、いま何となく、やってみたかった。
※選択肢が思ったより早くて、どの子からやろうかさえ選ばせてくれないレベルなので、第一印象でてきとうに。
※今回の悪友ポジ、普通に過去作と比較しても相当な有能じゃないか……? これをギャグ要因として使い潰していいのか、ぼくにはわからないよ……
七海ナタネ→真備シオン→東森サンゴ→アイ
ノーマル
→なんか、今回、何事もないわね……
七海ナタネ 73
→かわいい、かわいい、かわいい。なんだこのちょろカワイイの。まさにこのメーカーで見たい可愛いヒロインって感じですね。すっごく好き。
→いろいろ言おうかなって思うこともあったけれど、うまーいこと話をまとめてくれていた感じがします。細かいこと言いだしたい気持ちもなくはないけど、プレイ時点(2019年7月21日)で暑くて頭働かせたくないし、いいや()
真備シオン 72
→共通の時点であからさまに甘えっ子だされると、そりゃあもう更なる甘えっ子を期待するしかないですよね。先にクリアしたお調子者気味なナタネのお話が結構まじめ気味でしたが、元々まじめなこの子は果たしてどうなるのでしょうか。予測としては、正反対にほのぼのしてくれていると嬉しいんですが……(煙に巻かれて細かいことがあまりわからないサンゴ、そもそもグランド的な位置づけになっていそうなアイの方がそういう話はやりやすいでしょうという感じもあるので)
→まじめな話もしたけれど、メインは家族愛という感じになっていて、いい意味で「小さな話」になっていたので、よかったかなと思います。甘えてくる子はかわいいなぁ、もう!
東森サンゴ 72
→おねーさんっぽいけど、謎な子ですよね、この人。シオンルートを経たうえでは、1人だけ言及を避けられている(1人だけ設定が違う?)形にも見えて、謎は増している気がしますし。
ぽえぽえさんのままで終わってくれよぉ、頼むよぉ……(王耳のピオニィを結構引きずってる
※いや、おうたさん最強過ぎないか????
→大体予想した感じのお話になってたので、驚きこそなけれども、安心して読めたという形ですね。まだやってないので何とも言えないですけれど、アイよりもサンゴに攻略制限をかけるべきなんじゃないのかなとか思わなくもなかったり。すくなくとも、シオンのルートをやって、船団の話をしっかり理解していないと、サンゴのことはさっぱりわからないわよ……
アイ 71
→アイドル活動、はじまります!!!
→タイトル回収、終わります!!!()
→や、それ以外に言うこと何もないんだわなァ……。作品としてダメとかそういうわけじゃなく、ある程度うまく、感情移入して読み込むことができるようなお話に仕上がっているからこそ、こういうところがいいとかこういうところがよくないとか、そういうことを何も言い表せない感じになっちゃってる気がします。
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点数
(73+72+72+71)/4
=72