ErogameScape -エロゲー批評空間-

Accord4312さんのMilkyway2の長文感想

ユーザー
Accord4312
ゲーム
Milkyway2
ブランド
Witch
得点
73
参照数
153

一言コメント

良くも悪くも1を継承して、ドタバタキャラコメディをやっているという印象。 長文は簡単な感想といつものプレイメモ貼り付けという手抜き。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

1に比べて全体の尺が長くなった分に作業度合いもアップし、フラグ管理もややこしいこともあって後半は作業プレイになってしまうのが痛いところ。

ほぼほぼ最初から分岐する上に、一部ヒロインは複数ルートが存在するので、完全に攻略なしではクリアできないというありさま。
歯に衣着せずに言ってしまえば、突出して出来の良いヒロインの個性以外に全く見るべきところがないといってもいいゲームで、このタイプのシステムをやられてしまうと、流石に文句の一つも言いたくなるというところだ。
(同タイプのゲームシステムに、戯画の「ショコラ」も当たるはずだが、こちらは中身もしっかりしているのでさほど作業感は感じなかったのに対すれば、雲泥の差)

ただ、本当にヒロインの個性はこれでもかという位に現れている。
2からの新規ヒロインのみならず、1のヒロインのちょい役ではなく普通の登場人物として登場させ、一部を攻略可能にするということまですることによって、1の時点でさえ相当個性の強かったヒロインとそのやりとりが、さらにパワーアップしているといってもいいと思う。

大人な外見になりながらもやっぱり中身は子供なあゆ、子持ち人妻になりながらもMILKYWAYのボス()として君臨し、娘にも謎の英才教育を施すレミー、20代も終盤を迎え一層年を気にするようになった悠さんに、ラヴなお兄ちゃんが結婚したことでちょっとは変わったと思いつつも、やっぱり変わってない晶、そして、やっぱりみんなにいぢめられる不幸娘咲夜……

上げてみると1のヒロインばっかりであるが、藍だってありすだって礼だって、2のヒロインたちも負けず劣らずの個性持ち。
やればやるほど、ヒロインのイベントを見れば見るほど、そのヒロインが好きに……なっていくかはともかくとして、その心に焼き付いてしまうこと間違いなしといってもいいだろう。

……こんな個性満点の喫茶店があれば、是非とも搬入業者とかでかかわってみたいよなぁ……客としてじゃ足りないだろうし、かといってスタッフだと命がいくつあっても足りないだろうから、この妥協点()

とまぁ、そんな感じで、1が好きで、ヒロインたちをもっと見たいという人には決して悪くない作品なんじゃないんでしょうか。多少の作業感はありますが、そのヒロインの個性につい引き込まれてしまうことでしょう。

余談
初回盤のパッケ、オレンジのアロマが漏れてて大惨事なんですけど…… 保管に非常に困りました。
なので、DVD版?が出ているようですし、今からやるのであればそちらでやってみるほうがパッケージの管理的にも安全なのではないでしょうか?(笑



(以下はプレイメモです。一部序盤のネタバレが入ってますが、多分問題ないと思います……)

Milkyway2
→1は結構楽しめた作品。その続編ということで、まぁ過度な内容は期待しないが、せめてもキャラクターのドタバタ感とかは残っていてほしいと思う今日この頃。

※晶ちゃんさっそくかわいいですよね。1の頃のツンツンはどこへ……
→そしてあゆはあゆでした。安心した。
○そしてこいつらはもうwwww
まさにハーレムの世界だな、万歳()
※ほぼほぼ、晶を主軸とした話であることは明らか、っていう展開だなぁ。晶も主人公を気にしていて、主人公も晶を気にしている。それをほかのヒロインに対して隠しもしない。いい感じじゃないか。なんというか、ちょっと前に漫画で流行った「好きな子を追っかけて入った場所で女の子に囲まれてウハウハ?」な展開そのものじゃないか。私はこういうのが大好きなんだよねぇ。

そしてめちゃくちゃ悩むんだけど、ムービーで見たときのビジュアルと、あんまりよくはないんだけど攻略を見た際に記載されていた注意事項からして、攻略はこれで行こうと思います。

沢木祐美→坂本礼→犬塚ありす(1)→神月沙耶→東条悠→結城藍→御影咲夜→犬塚ありす(2)→七瀬晶→高坂繭→嘉神麻衣

沢木祐美 72
→幼なじみでメガネ妹ちゃん? まぁ、ビジュアル的に私の好みではないので、早めにやってしまおうかなと。
☆「おばあちゃんは一番好きな人と結ばれてママが生まれたの
結婚はしてなくても、ママの事をおばあちゃんはいつも誇りにしてたって・・・
そして祐美は・・・ママが一番好きな人との間に出来た娘だから・・・
祐美は・・・ママの一番の誇りだって・・・ね
でも、おばあちゃんもママも一番好きな人と結ばれたはずなのに・・・
いつもその人と一緒にはなれない・・・おかしいでしょ?」
(中略)
すると・・・祐美は少し目を輝かせて俺を見つめる
「でも・・・私・・・そんなママ達の生き方・・・素敵だと思う・・・
恋愛なんて・・・自分の一番好きな人と結ばれなければ、意味なんてない」
(中略)
「・・・お兄ちゃん
・・・あくまで今までの話は、私の気持ちだから
そう・・・私の片思いな気持ち・・・
私の気持ちは変わらないから・・・
だから・・・もし・・・私を見つめてくれる時が来たらお兄ちゃんの気持ちを伝えて」
→最序盤で聞けるセリフじゃないと思うんですけど()
すっごく、この子の愛が強いんだなぁってことが分かる。そして、MilkyWayの登場人物の思考が、得てしてそうであることを思わせる一節なのかもしれない。
→「・・・お兄ちゃんに一番好きな人を好きになって欲しいから・・・」か。祐美ちゃん、ヒロインとしてどうかとは思うけど、その考え方は一貫してて好感だなぁ。でも、もっとわがままいってもいいのよ?

→さっくりだなぁ。それ以外の言葉が出ない。悪いわけじゃないけどさ。
→コスプレエンドについても据え置きで。

坂本礼 74
→あっ、かわいいぞこの年上(確信)
→かわいいぞ、この年上。
→かわいいぞ、このとしう(ry
→祐美と同文。でも、かわいいなこのとs(ry

犬塚ありす(1) 72
→わんこ。何も言うまい。わんこ。
※あからさまに一人だけ流れが違うんですが……1でも似たようなこと(ほのぼの雰囲気なのに、一人だけどうも話が重たい)あったけど、このルートがそれに当たるのかしら?
→……は? は?
意味わかんない。マジで意味わかんない。なんで? どして? こんな無垢で純粋な子に、どうしてこんな残酷なことをするの?

神月沙耶 73
→大体ありすルートで細かいことはわかってしまっているのだけど、単独のルートでは果たしてどういう話にしてくれるのかは、愉しみなところ。
※一回ありすの話をみてしまうと、沙耶さんの言葉や行動の節々に潜む裏を実感できてしまうのが、地味につらい。この人も、こんなに頑張ってるんだよな……
→それで、こうもなれば、ねぇ。
→そんな気配はあったが、沙耶のルートというよりは、ありすルートのもう一つの面とでもいうところだろうか。残酷な現状に何とか抗おうとする2人に、容赦なく現実は残酷な結末を見せつける。
正直、この雰囲気をこのゲームでやる必要性を感じないと理屈では考えてしまうのだが、このままお約束の感動に持って行ってくれるのだろう、という期待を抱かされてしまったあたり、私は意外とこのゲームを許しているのかもしれない。

犬塚ありす(2) 76
→……………………はい。
おいちゃん、やっぱりド直球に弱いです。

東条悠 72
→とりあえず、現時点で29歳(推定)なので、まだお姉さんで通じると思います、はい。
※1.8をやってると、いかに結婚がNGワードなのかがわかるよなぁ。妹に婚約者とられたわけだし、この人。
○あ、あえてクリスマスに合わせてあるのかね。これはいい感じ。うまーく1のヒロインとしてギリギリ処理された感じが()

御影咲夜 80
→生粋のいぢめられっ娘♪
☆このシリーズは咲夜ちゃんでできています(真顔
→咲夜ちゃんはかわいい。それは、わかるよね?
☆悠と同じで、ここら辺あざとく前と似せてきてるなぁ……そこがいいんだけど

結城藍 78
→妹ちゃん亜種(違。意外に姉妹してるじゃないかとここまでで思うので、そこがどうなるかは楽しみでしかたないところ。
○いいねぇ、この大和撫子。
→そしてちょっと意地っ張りで素直じゃないのが、なんか姉譲りって感じがして好感。
※ちょっと余談ではあるけれど、この和テイスト!って感じのBGMも好み。
→やばいわ。なんなのこの子。想像以上にかわいい。
マジでステレオタイプな男の理想の女性って感じを表せてる気がする。悔しいけど、これは堕ちざるを得なかった……
意外にヤキモチっ子だったのもめちゃくちゃ印象アップ。

七瀬晶 80
→大本命妹ちゃん。正直、一番王道になりそうで愉しみな子ではある。
※やっぱり底ではお兄ちゃんっ子なんだよなぁ、そこがまたかわいいんだけど。
妹キャラは基本好きじゃないけど、妹キャラの愛で方は何もお兄ちゃんになることではないと考えてる。ぱーふぇくと()な彼女が重症なブラコンで、「あなたはあなた、お兄ちゃんはお兄ちゃん」ってなるんですよ? 兄とももめず幸せ空間じゃないか!(錯乱。
○このルートの主人公はしっかり決めるなぁ。祐美のルートと対比すると全然違う(笑
○なにこの甘えっ子。何この甘えっ子!!!!
→「王子様の夢を見てるお姫様ってそれが夢のウチはあこがれで我慢できるけど・・・
それが現実になった途端夢だけじゃ我慢できなくなるって・・・・・知ってる?」
(中略)
「私は・・・やっと自分の王子様に逢えたって事」
→やっぱりこのロマンチック娘かわいかった。1でのブラコン見てるだけに、変わらず恋愛してくれてることがなおかわいかった。とにかくかわいい。うん。

高坂繭 66
→ふぇふぇふぇ。
※ありすとの幽霊談義もまた、一回内に秘めているものを見てからだと何か感じ方が違うよなぁ
※ここで柚木関係を回収。もっとも、Aliveやってないので、細かいことはワタクシぜーんっぜんわかりませんがwww

嘉神麻衣 70
→「あの」浩二の妹らしい。どんな子かと思ったら……普通にかわいいじゃねーか!!!
→おまけといえばおまけだけど……ふつうにかわいいじゃねーか!