それなりに絵柄もストーリーも楽しめたのだが、、、読後感がイマイチなのはEDが大団円とは言い難いからか、、、
最近お気に入りであるゆき恵氏の絵柄で、それなりに読めるストーリー、なかなかテンポよく進められた。
個人的にテンポよく進めることが出来たのはイチャラブ要素が少なめで面映さで滞ることがなかったためであろうか。
推理ADVであるがプレーヤーも謎解きが出来る本格推理ものではない。もっとも霧架が格好の元ネタになってる
シャーロック・ホームズシリーズも本格推理ものではないので自分的にはそれは特に問題ない。
途中途中で他ルート攻略証明である鍵を要求されるというのは試みとしては面白く、
「裏庭」もシリアスな話が進む中では気分転換になってなかなか良かった。
だが鍵方式は単一のルートを一気に解くことが出来ず、メインルートを進めるのに
折を見て分岐ルートを強要されるため、ストーリーが自分の中で少々混乱した。
しかも鍵EDの際に「情報を引き継ぎ始める」を「必ず」選ばないと鍵を受け取ったことにならないため
どこかでそれをし損なったのだろう、他すべてクリアしているのに最終あたりの鍵認証で進めなくなってしまった。
それまでのEDを全て再読し「情報を引き継ぎ始める」で漸く鍵認証を通ることが出来た。
最初原因が分からなかったのだが鍵認証の所で必要な鍵を明示してくれれば混乱しなくて済んだだろう。
キャラはメインの2人がとりあえず魅力的で、それらは基本的に裏切られないので良い。
シリアスなストーリーということで瑚子の明るさに救われるが、
霧架のポンコツさもニヨニヨさせられて(・∀・)イイ!!
他のキャラは、、、、まあいいや(汗)
エロシーンはメインキャラ2人はそれぞれあと2シーンくらい増やして欲しかったかな。
完全悲劇のBAD EDもあるがまあそれも展開の多様性ということでよし。
だがしかしその一方で、、、、
★★以下、特にネタバレ的要素含みます★★
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2大ルートの形であるにも拘らず、瑚子ルートのEDも分岐EDに過ぎない内容であり、
どうせなら瑚子ルートは霧架ルートと完全に独立した、パラレルワールド的なEDにしてほしかった。
それは特に真EDとも言える霧架ルートが大団円的なハッピーEDとは言いがたい内容だったからかもしれない。
全体構成からして難しかったのかもしれないが、瑚子の捜査動機が絵里の発見にある以上、
再会を喜ぶようなEDも見たかった。