ダンジョン型パーティ制RPGの面白さ、シナリオの良さ、抜きゲーのエロさ、の3つが程良く練り上げられている。
エロゲーを本格的にプレイし、趣味とする切っ掛けになった作品がゆえに高評価。
・「ダンジョンRPG」として楽しめるゲーム性
・プレイを進めることで展開される各ヒロインのストーリーの魅力
・アトリエかぐやらしいエロの濃さ(ただしシーンの数はアトリエかぐや作品としてはそれほど多い方では無いか?)
・M&M氏のイラストの美麗さ
ということで満足感たっぷりの作品で今でも非常に高く評価している。実はこの作品でダンジョンRPGというものの魅力を知ったので、自分はダンジョンRPGというものが相性が良く、それゆえに高評価をしている面もあろう。
上のような特徴すなわちゲーム性が高い、という点からすれば、早くヒロインのエロシーンを見たい、という欲求が高い場合にはプレイは明らかに向かない。このゲームはそういう趣向のゲームでは無い。そのような場合は他のアトリエかぐやorアストロノーツのM&M原画の作品でサクッとエロを求めるべきだろう。
この作品はゲーム性、その進行に伴い徐々に展開されるストーリー、敵モンスターも含めたダンジョンの美しさ、そういうものに魅力があり、むしろだからこそ他のアトリエかぐや、アストロノーツの多くの作品の中で紅一点となっていると思うのだ。
2014/4、その後、多くのゲームをプレイしても基本的には基本的に評価は変わらないが、エロゲーの魅力の一つであるオープニングがこの作品には無いこと、エンディングが歌とクレジットだけでシンプルすぎ、その後繰り返して余韻を楽しむことが出来ないことを残念に思い、数点減点。