2005年第2位、総合第7位。序盤で94点の壁を越えるか?(コレまでに94点以上は196本中4本のみ)と思っていたのに・・残念。
プレイ時間(攻略見て)
初回 約2時間30分 攻略ヒロイン:詩希
コンプ 約6時間45分
客観的には、60~70点くらいの評価をする人が多いと思う。
以下、ネタばれあり。
まず、一般的な不満点から
ボリュームが少ない
エロが薄い
設定されているテーマに対して内容が一致しているか疑問。エンディングムービーで『あなたは自分だけの天使を見つけることができましたか?』と問い掛けられるが、これに関しては良く分からないと言うのが正直な感想。私にもっと知識や理解力があれば自分だけの天使を見つけることができたのかもしれない。(話は難解ではないと思う)
高得点をつけた理由
シナリオ。主人公、ヒロインが精神的、肉体的に傷ついていながらも前を向いて生きて行こうとする姿に涙が出た。プレイしていて何故か心が癒されるような感じになりました。
主人公の境遇が自分に近い(これが、高得点をつけた一番の理由)。私は脳に軽度の発達障害を持ち(星空☆ぷらねっと夢箱の感想を参照下さい)、精神科に通院し(坑うつ薬も飲んでいる)カウンセリングにも通いながら、一般の企業に勤めている。約2年前、精神的にどん底でリストカットも考えたことがある。この時期、日常生活で悩んでいること、そのときの自分の心境などをノートに書き込んでいたが、ゲーム中で主人公の心理状態を表す言葉にコレに近いものが多く含まれていた。(『孤独の心地よさは誰よりも自分がわかっている』他多数)
減点要素
主人公が飼い猫が死んだことにより落ち込んだ詩希に対して、自分の飲んでいる薬を飲ませるシーン。安易に自分の薬を他者に飲ませてはいけない。
主人公に智子が薬を出すシーン。2種類出された薬に対して主人公は『薬の名前を見ただけではどちらが新しく追加された薬かわからない』などと言っていた。本当に病気を治したいのなら自分の飲んでいる薬くらい把握しておくべき。私は心の病気に関する薬にどのようなものがあるか調べ、自分から精神科医にこの薬を使いたいと持ちかけていた。
智子が処方箋に書いていた薬の名前。『チエノジアゼピン』は坑不安薬の種別の1種で薬の名称ではない。『アルプラゾラム』はある坑不安薬の一般名で商品名ではない。通常は商品名が使われると思う(私が通院している精神科では商品名でした)。
恵の坑不安薬に対する認識。『ソラナックス(=智子が言うアルプラゾラム)』『デパス(=智子が言うチエノジアゼピン)』はあまり強い薬ではないと発言していたがコレは疑問。両者とも坑不安薬としては一般的だが、少なくとも『デパス』は弱い薬ではないと思うし、『ソラナックス』も中程度の効き目はあると思う(間違えていたえらすいません)。
その他
何故か砂緒のみHが2回。
CG回収まで目指す場合、同じような文章を一部Skipできない
一部の台詞は、もしかしたら非常に意味深いのかもしれないと思う(私には理解できませんでしたが、なんとなくそう感じる部分がありました)