埋もれすぎだと思います。
3人のヒロインの視点で描いた恋愛ノベル。
背景がセピア色で、文字が手書き風。ゲームの雰囲気に良くマッチしています。
システムもほぼ完璧。下手な既存ブランドより上だと思います。
完全女性視点なので、主人公に感情移入しづらい部分もありましたが、シナリオに関しては素晴らしいの一言。
現実世界で実際に抱くような思いが非常に綿密に表現されており、3話あるシナリオは全て互いに関連性があります。超常現象は一切ありません。
鬱要素がほとんど無く、極端に長いわけでもないので誰にでも薦められると思います。
オマケで某声優が、『暖かい感じがする』と発言していたましたが、プレイしていてほんとに暖かい感じがしました。
ENDは3つとも完全なHAPPYENDではないですが、後味が悪くなく高評価です。
プレイ時間
1章 約1時間45分
2章 約2時間
3章 約2時間50分
オマケ他 約25分
合計 約7時間 選択肢無しの1本道。
CGは75枚。 BGMは18曲。
コストパフォーマンスも悪くないと思います。
以下、ネタばれあり。
文章力、理解力、ボキャブラリーに乏しい私の勝手な感想ですが
自分から見て羨ましいと思う他人でも、その他人が自分に対して羨ましいと思っている部分がある というような表現が出てきますがコレには同意。
私も、日常生活で周囲に羨ましいと思う人物が多く存在します。その羨ましいと思う人物が私に対して前述のような気持ちを抱いているのなら、それを見つけ出せれば、さらに自分を高められる可能性があるのでは?と感じました。
他、どーでもいいこと
ケイコ視点で、志乃、わかなと同一時間軸でのストーリーがあればと思った。
慎一郎は初め悪役に見えた。イメージがル○ッカ=ハッキネン(SFCソフト魔装○神に登場する異常人格者)とかぶった。
不満点、減点材料
1章の最後。ケイコは短大卒業後OLになりますが、3章をプレイした後ではこの結末に納得できない。
3章で、2学期の最後に コレが慎一郎と会った最後だった という文章が出てくるのに、エピローグで再び慎一郎が出てくる。(これはかなり減点)