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76421さんのPlant Girl FRONTIERの長文感想

ユーザー
76421
ゲーム
Plant Girl FRONTIER
ブランド
くろごまソフト
得点
80
参照数
726

一言コメント

サークル過去作、PlantGirl(2010年発売、以下無印と表記)とつながりのある世界観の18禁同人RPG。無印は未プレイでも差し支え無し。日常会話の面白さと、日常パートでのヒロインとの距離感が非常に良い。RPGとして見ても難易度は無印よりかなり簡単になり、より間口が広くなった。

長文感想

プレイ時間は、ラスボス到達まで自力で12時間くらい。
その後、レアモンスター撃破してモンスター図鑑コンプしたり、いろいろアイテム収集したりして、ハーレムイベントまで見て16~17時間くらい。

サークル過去作、PlantGirl(2010年発売、以下無印と表記)とつながりのある世界観の18禁同人RPG。無印は未プレイでも差し支え無し。
戦闘するのは主人公とプラントガール(ヒロイン)3名の合計4名。
はじめは主人公1名、ヒロイン1名の2名だが最終的に4名になる。
ドラクエのような戦闘形式で、シンボルエンカウント。
初回プレイではSAVEは特定の場所でのみ可能。
ダンジョンの数は多いけれど、1つのダンジョンはそれほど長くない。

難易度は無印よりかなり簡単になり(あくまで無印と比較して簡単なのであり、中程度の難易度だと思う) 、少しヒントやアドバイスのようなものもあるため、間口が広くなったと思われる。
私は、クリアまでに2回全滅した(雑魚敵に全体攻撃3連続をくらい全滅が1回。ラスボスの初見で全滅が1回)。
その他にも結構危なかった場面はそれなりにあった。
なお、無印は冗談抜きで倒せないのでは?と思う敵(ドラクエⅣの4章でキングレオと戦っているようなゲームバランスの敵など)を倒さなければならないトンデモ難易度だった。

消耗品は店頭購入できるものが多いのだが、武器防具は(店頭購入できるものもあるものの)ダンジョン内で入手したものや敵からドロップしたものを合成して入手というケースが多いので、アイテム運もある程度は絡む。

ヒロインは育成により新規のスキルを覚えたり、能力値が強化されたりする。
無印では変性によりクラスが変わり、それに伴い使用できるスキルが異なってきたので、この点はシステムが変更されている。
時間をかければ全ヒロインに全てのスキルを覚えさせることが可能だと思うけれど、どのヒロインを優先して育成するかで難易度は差が出て来るかもしれない。

モンスターは全て書き下ろしらしい。
また、同系統モンスター(例えばドラクエで言うスライムとスライムベスみたいなもの)では、女の子モンスターは露出度が高いほど強敵。

物語上、主人公とヒロイン達は拠点を中心として活動して行くことになり、少しづつ新規のダンジョンが解放されてゆくシステム。
中盤にかけて大きなイベントが起きる。ここが一番盛り上がる個所。

RPGとしても悪くないゲームなのだが、このゲーム最大の長所は、日常会話とヒロインとの距離感。
無印同様に日常会話が面白い。
そして、これは育成システムとも関与するのだが、ヒロインとのHシーンの前にヒロインが食事を作るイベントを発生させることができる。
このイベントは、主人公とヒロインの距離感を表現するのに上手く取り入れられていたと思う。

なお、エロ自体は濃くない。
だが、メインヒロインとのHシーンは前述の食事イベントの後で発生し、さらにその後でコマンド入力形式なので、主人公とヒロインの距離感を表現するにはこれで正解だったと思う。

無印では攻略可能なメインヒロイン(プラントガール)が4名だったのだが、今回は3名。(3名に減っても、これで減点になるとは感じなかったけれど)。
他に、サブヒロインで3名エロがある。
他にもハーレムシーンもあり。

ロリ度はそんなに高くないほう。
Hシーンのあるロリキャラは1名のみ。その1名も、日常会話で小さな胸にコンプレックス抱くシーンとか多くあるものの、HCGではそんなに小さくない。
女の子モンスターにもロリキャラいるけれど、脱衣も無ければ仲間にしたりも出来ない。


抜きゲー/非抜きゲーの区分は非抜きゲー
和姦/凌辱の区分は和姦もの
に分類した。