「今までずっと、エロゲー、→オナニー、→エロゲー、→オナニー、ErogameScapeに投稿。そんな生き方をしてきたのですから。」 これ、私にそっくりだ。
プレイ時間は、自力でコンプまで約6時間。
分岐はほとんど無いので、自力でもコンプは容易。
シーン回想は15コマ。
システムはSAVEとかがやや不便な部分もあるけれど、動作は軽快で大きな不備も無く、顕著なバグも見られなかった。
過去の作品同様、商業でも通用するクオリティー。
今回、インストール時に出てくる言葉は、
「このプログラムは、著作権法、国際協定および小さなランドセル天使の愛によって保護されています。」
だった。
前回のあらすじがあるのは良い。
序盤で出てくるフレーズに、「今までずっと、エロゲー、→オナニー、→エロゲー、→オナニー、ErogameScapeに投稿。そんな生き方をしてきたのですから。」
これ、私にそっくり。
シナリオの苦魔鬼轟丸さん、原画のみそおでんさんは、商業で通用する力量がありながら、小学生の性を扱うことが商業作品では困難で事実上不可能あるため、同人で活動し続けている。
エロゲー制作への想いは、人一倍強いと思う。
そして、表現規制の関係で苦労した点とか不満に思うこととか、強く感じていると思う。
そんな人達が、エロゲー制作を題材に取り上げたことから、どのような作品になるのか非常に興味深かった。
だが、作品中で表現規制に関する記載が少しはあるものの、全体的にコメディー色が強く、作品中でゲーム制作に関する真剣さが伝わって来なかった。
エロゲー制作を題材に取り上げたゲームでは、2004年にTerraLunar(既に解散)が発売したらくえんを超えるものは今のところ無い。
シナリオは笑いあり、エロありの展開。
この設定で、主人公が余命15日とか合わないし、終盤の展開はぶっ飛んでいた。
パロネタ多数。抜きゲーのつもりで買ったが、ギャグゲーでもあった。
主人公の部屋は相変わらずエロゲーや抱き枕カバーの山だが、背景に2010年発売のクドわふたーとかくれよんちゅーりっぷとかもあって、前作(発売は2009年の冬コミ)のものを使いまわしているわけではなかった。
Hシーンでのアニメーションは非常に滑らかで、抜きゲーとしても良い出来。
コメディーやエロを楽しむ分には、合格点をあげられるのかもしれないけれど、買って大満足か?と考えてみると必ずしもYesとは言えない。
その他言いたいことなど。
エロゲーに費やした金額が12年で200万とか出てくるが、これだと年間20万弱で、(フルプライスの実質購入価格から計算すると)月に2本強くらい。
主人公は、そう極端なヘビーユーザーではない。
中古屋利用が多いのだろうか?
恋人に所持しているエロゲーがばれ、恋人からエロゲー捨てろと言われた場合、私なら恋人を振ってでもエロゲー辞めない。
ヒロインの魅力(S>A+>A>A->B+>B>B->C+>C>C-の順)
評価は私の主観 ちゃんとした立ち絵があるのは椎子1名のみ。
染谷椎子 A