(17/01/07深夜:一部追記)商業58本目。基本的な方向性は良かったが、システム面を中心に『変に凝り過ぎた』為、作業化してしまった
“ロリコン”と自覚しながらも、
『傷付けまい』『悲しませたくない』『性行為がトラウマになってほしくない』とする【主人公の基本スタンス】は、
凌辱系が苦手な私にとっては有難かったです。
しかしストーリーが進むと一部ルートで、その【基本スタンス】の範疇を越えたシーンが幾つか見られました。
攻略が進んでいる段階なのでヒロインは拒絶しませんが、キャラクター個々に様々な“背景”を持たせていたのに、
それはまるで“ノルマ”のような『シチュ先行』でした。
「エロゲだ・抜きゲだ」と割り切る事は容易ですが、非常に残念です。
【基本UI・シーン回想など】は“スマホ風”。
マウス操作が基本のPCでは相性が悪く、正直面倒でした。
また【着せ替え】要素はありますが、【該当衣服】は【ピロートーク】で取得したポイントを消費する事で獲得。
一部の【シーン解放】などは『消費したポイントが必要』なども、面倒さを助長していました。
【シーン数は各ヒロイン10以上】で、基本CGは好みの部類でした。
しかし『ヒロインの体液描写(愛液・潮など)』はほぼ皆無。
行為中に瞳がハートマークになるのは…サンプルに無かった要素だったので大きく評価が下がりました。
【各ヒロインのアフターも完備】ですが、
コンセプトの一つである『性徴成長中少女』をCG面ではあまり感じられませんでした。
こういったジャンルのソフトを買う人は大半が“ちっぱい好き”だと思います。私もそうです。
しかし私は同時に“巨乳好き”でもあります。まぁ本作では厳しいでしょう。
ですが本作のアフターは、数ヶ月~凡そ1年経過しての『妊娠END』が3人。
胸や尻の膨らみ・腰のくびれなどの『成長具合』は人それぞれですが、
時期的なものも含めて少しは実感出来ると思っていました。
―――残念ながら、ほぼ据え置きでした。乳首の色は若干黒みがかっていましたが。
咲間姉妹に至っては着衣により隠れてしまい、胸を拝む事すら出来ませんでした。
恐らく“ちっぱい好き・巨乳嫌い”の方に配慮したんだと思いますが…醍醐味の一つだと捉えていたので非常に残念です。
採算が取れなかった為であろう【Lowシリーズのラストプロジェクト】として発売された本作ですが、
色々と空回った印象が強いです。