色々な要素を盛り込んだが、綺麗に、コンパクトにまとめられた良作。(長文・ネタバレにて、私的見解)
大まかに言えば『(サブ)タイトルまんま』『販売サイトの製品説明まんま』な、
わかりやすいロープライス抜きゲー。
以下、気になった点を幾つか。
●NTRというジャンルについて
NTRのそれは、家族への背徳感が強過ぎて(「あなた・・ごめんなさい・・・(泣)」など)筆者は敬遠していたが、
本作では家族への背徳感はあるものの軽微(媚薬の効果?)で、
シチュエーション(電車内など)での背徳感が強く出ているように感じられた。
家族描写はあるが、寝取られる側としての描写がほぼ皆無なのも作用してるか。
寝取る側の主人公も、湾曲した考察をすれば、
“寝取る”というより、ある種“片想い”的なものかもしれない。
●凌辱POVについて
これも上の背徳感と同様に媚薬の効果か、
「やめてえええええええええ」というような強い拒絶は無く、
「このクズ野郎・・」と最初は毅然としているが、
シーン中盤からは「(恥ずかしい・・)」「(気付かれないようにしなきゃ)」と思いながらも絶頂してしまい、
最終的には快楽に溺れてしまう。
攻略対象の園咲優希は、泣き叫ぶより立ち向かう・我慢する性質のようだ。
●媚薬による?アヘ顔絶頂
舌をだらしなく出して、所謂アヘ顔や白目のシーンもあるが、
目を大きく描く絵じゃないので印象は薄い。
●媚薬について
本作に出てくる媚薬は、あくまで身体に作用するもので、
直接的に精神を崩壊させるようなものではない。
その為、園咲優希は行為に溺れながらも本編中は自我を保っている。
※一部シーンは除く
●潮・聖水・母乳のどれかはシーンに入っている
Hシーンは11あり、全ては主人公・黒川重春との絡みで、
潮はほぼ全シーン、聖水は2シーン、母乳も2シーン(妊娠前1、妊娠後1)。
精液・愛液描写は濃いが、それぞれの描写はもう1パターンくらい欲しかったが、予算の都合か。
分岐次第で鼻フックHか妊娠HもENDシーンで用意されている。
コンドームの扱い方も秀逸で一見の価値はある。
総じて見ると、筆者にとってのマイナス要素の内、NTR・凌辱・アヘ顔・精神崩壊・鼻フックがあったが、
何とか許容範囲内に抑えられていた。
一方、プラス要素のムチムチ(≠ぽっちゃり)・大きめで盛り上がった乳輪・ちゃんと勃起する乳首・潮・母乳などは、
基準をクリアしていた。
ややストーリーは浅いが、『ロープライス抜きゲー』という事を鑑みれば、十分なレベル。
絵(差分量含め)やHシーンのボリュームも込みなら、大満足とまではいかないが満足。
今作はエメラルド・パイレーツである園咲優希にスポットを当てていたが、
性質的に割とスタンダードなタイプの子持ち人妻ではなかっただろうか。
大きく振れては困るが、『お嬢様系』や『物静か』なタイプも見てみたい。
見た目も『スレンダーだが確かな肉感』『ややぽっちゃりに』『陥没乳首→長乳首』『母乳吹きまくり』『巨尻』など
バリエーションは未だある。
サファイア・ルビー・アメジストなど、誕生石に因んだ続編も期待したい。