教えてくれ、五飛! 俺はあと何回女神に罵倒されればいい・・・? あと何回「ふぁぁ・・・」と「あひぃぃぃっ!」を繰り返せばいいんだ? ムスコは何も答えてくれない・・・ 教えてくれ、五飛!!
モンスター娘、RPG、そして逆レイプ。
Mゲーマーであれば誰もが夢見たであろう、この組み合わせ。
そう、私はようやく夢の世界へ到達することが出来たのだ―――
これは、とあるMゲーマーの冒険の記録の一部である。
≪とあるMゲーマーのプレイ日記≫
さて・・・コンフィグ設定も済んだし、早速始めていきますか。
難易度設定はNORMALとHARDの二択か・・・・・
ここは迷わずHARDを選択。
(高難度プレイは)バトルファック物の基本ですよね。
―――1戦目―――
舐めた選択肢を選んでいたらいきなり女神に裁かれてしまったが、
気を取り直して最初の戦闘シーンに突入。
記念すべき初戦の相手は・・・・・スライム娘・・・だと?
スライムと言えばRPGでは定番の雑魚モンスターだが、
ことエロ方面に関してはスライム(軟体生物)ほど恐ろしいものは無い。
優れた捕獲・拘束能力をはじめ、注入、挿入、摩擦、口姦、媚薬に全身愛撫、更には擬態や形状変化など、
まさに挿れて良し、包んで良し、シゴいて良しのオールマイティなモンスターなのである。
まさかいきなりこんな強敵と戦う羽目になるとは・・・
RPGでは弱い敵から順に戦っていくのが通例だが、
どうやら本作の魔王にそんな遊び心は存在しないらしい。
とはいえ、怖気付いていても何も始まらない。
女神様のありがた~いアドバイスも戴いたことだし、早速戦闘を始めるとしよう。
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スライム娘の先制攻撃!
ルカの足は、スライムに絡め取られてしまった!
スラ娘「えへへ、にゅるにゅるしてて気持ちいいでしょ・・・?」
スラ娘「そのままじっとしてたら、もっとイイことしてあげるよ・・・♪」
――――――――――――――――――――――――――――――◆
そのままじっとしてたら、か・・・・・
ふん、騙されないぞ。
「もがけばもがくほど深みに嵌ってしまう」というのは陵辱ゲーでは良くある話だ。
ここはとりあえず「なすがまま」で様子を見よう。
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ペニスにスライムが絡みついている!
スラ娘「次からは、おちんちん責めちゃうからね。」
スラ娘「ガマンできなくなったら、びゅーびゅー出しちゃってね♪」
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むぅ・・・何故だか状況が悪化してしまったぞ。
まぁ大したダメージじゃないし、もう一度「なすがまま」で様子を見よう。
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スラ娘「ほぉら、いじめてあげる・・・♪」
スライムはペニスをじわじわ締め付けてきた!
ルカは6のダメージを受けた!
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おおぅ? 結構ダメージがデカいぞ!?
とりあえず「もがく」で一旦引き剥がしておこう。
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ルカは激しくもがいた!
しかし、スライムは引き剥がせない!
スラ娘「もがいてもムダだよ~♪」
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くっ、1回で引き剥がせないだと!?・・・計算外だ・・・
HPはもう残りわずかしかない。
このままでは何も出来ずに終わってしまう・・・・・
私は祈るような気持ちでもう一度「もがく」を実行する。
ふぅ・・・何とか引き剥がせたようだ。
お遊びはここまでにして、そろそろ攻撃に移るとしよう。
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ルカの攻撃!
しかし、スライム娘はひらりとかわした!
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えぇい、外すとは情けない!
もう一度だ!
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ルカの攻撃!
スライム娘は4のダメージを受けた!
スライム娘の体が再生していく・・・
スライム娘の体力が15回復した!
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初戦から回復能力持ちだと・・・そんな馬鹿な・・・・・
あかん、これはもう駄目かも分からんね・・・
ここは潔く「こうさん」して次に臨むとしよう・・・・・
―――2戦目―――
ふぅ・・・・・・色々とスッキリしたし、もう大丈夫だ。
元より陵辱シーンは回収する予定だったから何も問題は無い。
よしっ、今回は1戦目の教訓を活かして初めから全力で行こう。
一度賢者モードになったからには、スライム娘など恐れるに足る相手ではあるまい。
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ルカは剣をメチャクチャに振り回した!
スライム娘は3のダメージを受けた!
スライム娘は2のダメージを受けた!
スライム娘は2のダメージを受けた!
スライム娘は3のダメージを受けた!
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なるほど、「こうげき」を何度も選択することで初めて有効打を繰り出せるようになるのか。
1戦目ではどうなることかと思ったが、この調子なら苦も無く倒すことが出来そうだ。
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スラ娘「ほーら、包んであげる・・・♪」
ルカの足に、スライムが絡み付く!
ルカの足は、スライムに絡め取られてしまった!
スラ娘「今度は逃げちゃダメだよ♪」
スラ娘「すっごくイイことしてあげるんだから・・・♪」
――――――――――――――――――――――――――――――◆
・・・・・これが、敵の最後の悪足掻きか。
すぐにもがいて引き剥がしてもいいが、まだまだHPに余裕はある。
ここは一先ず「なすがまま」で様子を見るとしよう。
・・・べ、別にスライム娘の誘惑に屈したわけじゃないぞ?
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スラ娘「ねぇねぇ、すっごいコトしてあげようか・・・」
スラ娘「コレされちゃったら、もうイっちゃうしかないんだよ♪」
スライム娘は、一気にのしかかってきた!
ルカの全身が、スライム娘の体に包まれていく!
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お、新しいおねだり技か?
そう言えば女神様もそんなことを言っていたような・・・
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スラ娘「えへへ・・・どう?」
スラ娘「もうキミは、何の抵抗もできないよ♪」
ルカはスライムに包まれて動けない!
スラ娘「覚悟はできた・・・? じゃあ、トドメさしてあげる。」
スラ娘「きもちよ~く、イっちゃえ~♪」
ルカ「あ・・・す、すごい・・・! ふぁぁぁぁぁぁ・・・!」
――――――――――――――――――――――――――――――◆
・・・・・・・・・・・あ、・・あれ・・・? また負けてしまったぞ?
ギリギリまで粘ってから勝つ予定だったのに・・・意外と侮れないじゃないか。
まぁいい。
おねだり技は全部回収できたし、行動パターンも既に見切った。
次こそ確実に勝利することができるだろう。
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スラ娘「えへへ・・・負けちゃったね。」
スラ娘「もう、私に逆らえないんだよ・・・くすっ♪」
スラ娘「じゃあ、陵辱タ~イム♪」
――――――――――――――――――――――――――――――◆
・・・・・折角だから、もう一度陵辱シーンを堪能しておくとするか。
うん、折角だから、ね・・・・・・
―――3戦目―――
ふぅ・・・・・・・・・・・・・・・・
思わぬ反撃にあって二度も敗北してしまったが、もう大丈夫だ。
手は綺麗に洗ってきた。
心は熱く滾っていても、頭の中はすこぶる冷静だ。
未だ嘗てないこの充足感。
今の自分になら越えられる気がする・・・
いや、越えてみせるっ!
―――――2分後
やっぱりにゅるにゅるには勝てなかったよ・・・
そう悟った私は、そっと「おねだり」コマンドに手を伸ばすのであった――― ~Fin~
≪感想≫
とまぁ、万事が万事こんな調子だったのでゲームが遅々として進まず、
クリアするまでにやたらと時間が掛かってしまいましたw
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イリアス様「前章だけでイかされた回数が200回を超えてしまうとは・・・」
イリアス様「まったく、こんな情けない勇者を見たのは初めてですよ。」
イリアス様「あなたには人としての誇りというものが無いのですか?」
――――――――――――――――――――――――――――――◆
あぁ・・・こんな勇者でごめんなさい、イリアス様・・・・・
さてさて、「モンスター娘」+「逆レイプオンリー(逆転無し)←ここ重要!」という嬉し過ぎる、
もといピンポイント過ぎるコンセプトで話題沸騰中の本作ですが、
手放しでは褒められない部分も少なからず存在します。
まず第一に、絵師さんが複数(しかも各々が相当個性的)なので絵に統一感が無いこと。
私は絵にあまり頓着する方ではないのですが、
それでも絵師によって結構使用回数に差が出てしまったので、
絵を重視する人にとっては無視できないレベルの欠点だと思います。
(特に、「上半身裸」+「下半身怪物」というデザインがやたら多かったのが気になりました。
勿論、そういうデザインのモンスターがいること自体は一向に構わないのですが、
せっかく私達は“萌え擬人化”という素晴らしい発想を持っているのですから、
そのスキルを活かしたモンスターがもっと沢山いてくれると嬉しかったです。)
※とろとろレジスタンスのHPにモンスター娘の紹介があるので、
どのくらい絵にバラつきがあるのか予め確認すると良いかも知れません。
第二に、モンスターごとに演出や扱いで差があること。
アリスや四天王などの主要キャラにしか声が無い(しかもパートボイス)というのは仕方ないにしても、
専用CGが複数枚用意されているキャラもいれば、カットインしか存在しないキャラもいたり、
更には、技によってもカットインがあったり無かったりするので、実に安定感がありません。
これも複数絵師起用の弊害なのかもしれませんが、
中章以降ではもう少し「クオリティの均一化」を図って頂きたいところです。
そして第三に、中盤以降のHシーンのマンネリ化が激しいこと。
本作の「逆レイプオンリー」というコンセプトは(Mな人たちにとって)大変喜ばしいものであるのですが、
ピンポイントであるが故に、どうしても展開や責め方が似たり寄ったりなものになってしまいます。
私は各モンスターの「イかされた回数」をチェックしてみたのですが、
その結果、中盤以降は1~2回で突破している事がかなり多いということが分かりました。
これはまさしく、逆レイプ一本調子のHシーンに飽きて来ていることの証左に他なりません。
(ちなみに、スライム娘~妖狐までの「イかされた回数」が100回(!?)を超えていたことも発覚しました。
序盤でハッスルし過ぎですね、私。)
“前章”である本作の時点で既にこの体たらくなので、中章以降は更にマンネリ感が加速することが予想されます。
とろとろ氏は文章力自体は素晴らしいものをお持ちなので、
(「逆レイプオンリー」のコンセプトに反しない程度の)“変化”がある事に期待したいです。
さて、このように欠点を列挙してみると色々と思いつくのですが、
それでもなお、本作に高得点を付けることに躊躇いはありません。
何故なら、「終盤の逆転有り」で萎えるMゲーが多い昨今、
徹底した女性上位を貫きつつ、「モンスター娘」という要素と、
「RPG」というギミックを巧みに組み合わせた功績は多大であると思うからです。
もし、上記の欠点が改善されるようなことがあれば一体どんな化物ソフトになってしまうのか・・・私には想像もつきません。
本シリーズは(中章以降の)製作期間に間が無いためもう難しいと思いますが、
(本作がヒットしたことで)いずれはそんなソフトを製作する救世主(メシア)が現れるのかも知れませんね。
何にせよ、Mシチュ好きで、ちょっとグロめのデザインでも大丈夫な人には文句無くオススメできる傑作です。
中章以降にも大いに期待しています。
P.S. ちなみにスライム娘は7戦目でようやく倒すことが出来ました。
半日掛かりだったので危うく干からびちゃうところでしたよ・・・