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仁乃さんのティンクル☆くるせいだーす - Passion Star Stream -の長文感想

ユーザー
仁乃
ゲーム
ティンクル☆くるせいだーす - Passion Star Stream -
ブランド
Lillian
得点
95
参照数
1102

一言コメント

ただのファンディスクじゃない。これぞ完結にふさわしいと思います

長文感想

発表から年単位で経過した上に2回くらい延期してようやく発売されたこのゲーム。噂によるとパッチが出るまでバグだらけだったらしいですが、それを除けば大満足です。
それぞれのモードによって趣旨が違うのでひとまとめには戦闘の話だけにしておきますが、否定的なことを各要素は思い当りません。しいて言うなら、ルネアと魔王様のその後が見てみたかったな~なんて。
さて、戦闘の話です。最初期の本編しかやったことないのでそれとの比較になってしまいますが…難易度ハードは半ば運ゲといわれていましたが、そういった要素はかなり少なくなりました。スタート時のEXの最小値は0ですし、場外スタートもいませんし。そういう意味で純粋に実力が問われる仕様になったと思います。それだけでも楽しいのですが、

神属性追加
一人のキャラの持ってるEX技が増えた
詠唱でEXが強化されるようになった(場合によっては技名も変わる)
クルセイダース以外のメンバーが一部戦闘でプレイヤー側に加わるようになった
プレイヤー側8人の戦闘がある

と、いろいろシステム面も改善されており、ますます楽しくなっています。唯一不満点があるとすれば、チートと名高かったアルケインメテオストリームはEX200消費になってる上に本来の性能を発揮するには更なる条件が合ったり…まぁ要するに不満点なんてほぼないです!
…とまあ、このゲームで一番大きなウェイトを占めていると思われる戦闘は大満足です。
さて、ここからは項目ごとの話になります~。

Venus Embryo
このゲームのメイン、端的にえばリ・クリエってなに?なストーリーを描いたものです。メインだけあっていつものドタバタストーリーから始まり最後はちょっと泣けて、でもハッピーエンドに向かってくれる、って感じでストーリーも凝っています。まぁ共通とかはないので本編のころほどの長さはないですが、十二分に満足できました。ちなみに本編でメリロットさん戦が負けてもストーリー進んだのと同じく今作ではルルシェ戦が負けても進みますが、メリロットさんのがはるかに強かったとかナイショの秘密。戦闘で使う分にはルルシェの方がチートなんですけどね~。上で戦闘の話はごちゃごちゃしたので簡単にしか書きませんが、最終戦の演出はビックリしたと上にちょっと感動しちゃいました。

Queen of うぃっちーず

ぷりっち知らないとたぶんふ~んってなりながら戦闘だけ楽しむことになるであろうルート。でも、ぷりっちサイドとクルくるサイドで2ルートあるうえに、展開が少し変えてあってうまく飽きさせません。プレイヤーキャラもどっちサイドを選ぶかできちんと変わりますしね。ぷりっちサイドからみてクルくるサイドは一応異世界からきたことになってるみたいでしたが、よく考えるとぷりっちサイドに(本編ではいる)一恋とクルくるサイドにゲスト出演してる冬華さんが双方ともパティにゃんに出てるから別に異世界ではないとか気にしない。ちなみに内容は、完全にドタバタコメディメインです。が、普通にガチな戦闘もあります。

Ku RUKUる!

発売前の宣伝文句「守護天使のシエルがもたらすハートフル発明エッチコメディ!」大体この宣伝文句がすべてです。まぁでも、たぶんプレイしてて不快になる人はいないと思います。個人的には楽しかったですし。が、エピローグだけは実はちょっぴりガチだったりします。ちなみに、エピローグでは「守護天使」が鍵ですね~。

AFTER STORY

構成としては
エミリナ2
メリロットさん1
クルセイダースメンバー全体のハチャメチャ1
七大魔性-1がそろって魔界の温泉でドタバタやってる謎ルート1

です。エミリナすき~としてはもうエミリナだけでいろいろ満足…。かわいいエミリナたくさん…。
まぁそんな感じです。え?他の?えっと、メリロットさんも可愛かったですよ?クルセイダースメンバーのハチャメチャはよくわからないというかどうでもよかったかも…。謎ルートはまさしく謎です。パスタ他女性陣は絵が一枚出るだけでほとんどおこってるセリフだけでしたし。